第544冊目 信念の魔術 C・M・ブリストル/著 大原武夫/訳
- 作者: C.M.ブリストル,大原武夫,秦郷次郎
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1982/02
- メディア: 単行本
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目次
1 私は信念をつかんだ
2 心とはなにか――その実験
3 潜在意識とは
4 暗示は力だ
5 イメージ描くこと
6 鏡が潜在意識を躍動させる
7 外界は心の投影
8 思いは実現する
想像力につづく正しい行動が必要
まず想像力を正しくはたらかせ、あなたが仕事をする姿を心のなかに描いて、たえずそれを見つめながら、進んでその仕事に取りかからなければ目的のものを手に入れることができません。
あなたが心に描いているとおりのことを実行してはじめてこそ、そのものを実在とすることができるのです。
たとえば、虫眼鏡を使うときを考えてみましょう。うまく焦点を合わせ、太陽の光線を1点に集めると、そこに集まる太陽熱をもって対象物に穴をあけることができます。
熱力が高まって、目的物がいよいよ焼けだすまで虫眼鏡の焦点が動かないように、手でしっかり支え持っていなければなりません。
想像している目的のもの、すなわち心のなかのイメージもそのとおりで、それをしっかり持ち続けなければなりません。
フランスの医者E・クーエ博士は、暗示にもとづく想像力は意思の力よりも強い、といいました。
「その暗示と意思とがぶつかって戦いあうときには、いつも想像のほうが勝つ。たとえば上等の葉巻きしか吸わない人が、そのくせをやめようと決心する。歯をくいしばり、あごをつき出し、自分の意思でこの力でこの悪い習慣をやめると、いかめしく誓う。ところが、たちまちいい葉巻の香が頭に浮かんできて、その柔らかい、なつかしい匂いが鼻のあたりにただよって消えようとしない。想像力がそこにはたらいて、意思の力を圧倒してしまうのだ」
精神も肉体もそういう向上の努力をしようとしません。地上の鳥を射つと同じくらいの努力で、木にとまっている鳥も射てるのです。しかも、同じ距離のところに鳥でも、わずか目ほどの高さのところにとまっている鳥ならば、もはやそれを射とうとはしないのです。多くはぼんやりと希望的な考え方をするだけ、なにも実行せずに一生を終わってしまうのです。希望的な思いだけでは効果はありません。動力が欠けているからです。
あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪
今日の名言
「迷いを断ち切ると、パワーが違う。迷わずに一年間突き進むと、ものすごいエネルギーを生みます。大学時代、講師のバイトを した経験から、試験合格には短期集中がポイントと思っていました。大切なのは、“休まない”こと。一日も欠かさず続けることです。なぜなら、一旦覚えて も、誰しも忘れてしまう。忘れないためには、毎日、来る日も来る日も繰り返し学び続けることが必要なのです。ただし、休まない状態は、体力的にも気力的に も長期間は保てません。だから、短期集中というわけです」――山田真哉
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