第531冊目 たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック 1minute アラン・ガーナー/著 菅靖彦/訳

たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック

たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック


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多くの人が、本書を読み、学んだスキルを使ってみようと決心しますが、実際には何もしません。ここで、本書でとりあげたスキルを活用するための簡単な方法をいくつか紹介しましょう。


◆言葉以外のスキル


最初の日、もっぱら微笑むことに集中して、SOFTENの行動を増やしましょう。忘れないように、その日のカレンダーに大文字のSと書き込んでおくといいでしょう。


そして、幸せなときや好みの人に会うとき、まただれかと知りあいたいと思ったとき、必ず微笑むようにするのです。もっと具体的に、日中少なくとも1人(10人でもいい)に微笑みかけると決めてもいいでしょう。


2日目は、カレンダーにSOと書きこみ、微笑むことと、開かれた姿勢を維持することに集中しましょう。3日目はSOFを実践します。SOFTENにそって目標とする行動を実現するたびに、自分をほめ、ちょっとした報酬を自分にあたえましょう。


◆言葉のスキル


これまで〈開かれた質問〉をする、相手をほめる、自分のことを打ち明ける、傾聴する、おまけの情報を活用するといったスキルを教えてきました。以上のリストからあなたがもっとひんぱんに使いたいと思っているスキルを1つ選んでください。


もしそれがまだ慣れていないスキルなら、最初の日に1度、2日目に2度というように、それを使うことを目標にし、満足をいくレベルに達したと思えるまでつづけてほしいのです(だいたい1日に6回ぐらい使うようになれば、満足できるでしょう)。


すでによく知っているスキルを選んだ場合には、これからの2日間、1日に何度それを使うか、数えてみましょう。2日の平均値をとり、3日目はそれを目標にします。そして、満足できるレベルに達するまで、1日に1回ずつ使用回数を増やしていきます。


あるスキルを使うことに不安を感じるようなら、不安の背景にある「不合理な信念」を論破し、1日5分、「秘密のリハーサル」のための時間をとり、そのスキルを使って、温かい肯定的な反応を得ている自分自身をありありと思い描きましょう。


1つのスキルで満足のいく使用頻度に達したら、別のスキルの習得にとりかかるいっぽうで、習得したスキルをきちんと使っているかどうかを1週間、日々チェックしましょう。


翌週には1日おき、その翌週には3日おきというようにチェックする日の間隔をあけていき、完全に身につくまで監視をつづけてください。


いくつかのスキルを平均して使いこなせるようになったら、別のスキルに磨きをかけたくなるでしょう。


コミュニケーション・スキルの使用頻度を上げるということは、人々の中にあえて入り込み、本書のスキルを使う努力をすることを意味します。


スキルをどのくらい使ったかを記録しておけば、自分がどの程度進歩しているのかが正確にわかるでしょう。


目標の決定はコミュニケーション・スキルを使う機会を増やすだけでなく、あなたの人生の見通しをガラリと変える可能性があります。たとえば人の欠点をあら捜しするかわりに、1日3回、人をほめることを目標にすれば、ほめられる行動や持ち物、容姿などを探すでしょう。


あなたは人のよいところを探す探偵となり、プラスの特徴をたくさん見出せることにたぶん驚くことでしょう。あなたと会う人々はあなたと一緒にいると楽しいと思うようになり、あなたを楽しませる努力をするようになるでしょう。それがあなたをますますいい気分にさせます。


こうしてあなたはちっとして努力で、悪循環を好転させ、楽しみながら成長できるようになるのです。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


すごい「実行力」 (知的生きかた文庫)

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今日の名言


「良い習慣は、わずかな犠牲を積み重ねることによってつくられる」――エマーソン


目次


相手がもっと話したくなる質問をしよう
上手なほめ方、ほめられ方
相手の言いたいことを確認する
おまけの情報をどんどん使ってみる
思いきって自分のことを話そう
見知らぬ人に話しかける
OKされやすい誘い方
批判されても落ち着いて対応しよう
もう他人の言いなりにならない!
だれの問題なのか、はっきりさせる〔ほか〕


たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック

たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック