第528冊目 「仕組み」思考術 「スキル」「資産」「自信」が自動蓄積する行動原則 泉正人/著

「仕組み」思考術

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「2:6:2の法則」で、お金の習慣を身につける
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住宅ローンなどの大きな買い物をするにも、資産運用をするにも、ある程度のまとまった現金が必要です。


つまり、まずはタネ銭になるお金を貯めることか必要となってきます。


実は私は、以前は貯金が苦手でした。収入のすべてを月末までに使ってしまい、全くと言っていいほどお金が貯まりませんでした。


お金が貯まらない理由を、自分では「収入が少ないため」と考えていました。働き始めのころの私の収入は200万円強ほどで、貯金そこできませんでしたが、質素な暮らしをして少ない収入の中でやりくりはできていました。


しかし、その後の転職で年収は400万円になりました。収入が倍になったので、貯蓄ができたかといえば、そうではありませんでした。逆に、収入か上がったのに合わせて、家賃の高いところに引っ越し、外食も増え、ローンで車う買い……。という暮らしに変わってしまい、貯蓄どころか借金が増えていったのです。


当時は気づいていなかったのですが、収入の多さと貯金ができるかできないかは全く関係がないのです。お金の貯め方や、使い方についての正しい「習慣」がなかったのです。


私は収入が上がったら、そのぶん良い暮らしをしようという方向に傾いて、無駄使いが増えてしまいます。それをコントロールできなければ、いつまでたっても貯蓄は増えないのです。


宝くじてて大金う当てた人が、急に金使いが荒くなり、結局一文無しになってしまったという話を聞きますが、これもお金の使い方の習慣が身についていなかったためでしょう。


その後、私は自らのお金の使い方を反省し、貯金を増やし、お金を有効に活用するためにあるルールを課すことにしました。


それは、収入を「2:6:2」に分け、2割を貯蓄、6割を生活費、2割を自己投資に充てるというものです。


この仕組みに従えば、5年後には年収入の貯蓄ができることになります。年収400万円であれば400万円のお金が5年で貯まります。


ここで特に重要なのが、「2割を自己投資」の部分です。自己投資の重要性についてはすでに書いたとおりです。


月収20万円の人なら、4万円を自己投資に回します。月額4万円であさば毎月数十冊の本が買えますし、たいていのスクールなどにも通えるてしょう。


それまで、自己投資にあまりお金を使っていなかった人にとっては、かなり大きな額に思えるかもしれません。しかし、自己投資した金額はいずれ数十倍になって返ってきます。自分自身への投資をすればするほど、勉強に対する真剣度も増し、それが成果となって表れるものなのです。


「2:6:2の法則」は、自らの行動をパターン化し、お金の習慣を身につけるためには有効な仕組みの1つとなるでしょう。


あなたにすべてのよきことが雪崩ごとく起きますように♪


笑撃アクション 貯犬箱 マユ

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今日の名言


良い習慣は、わずかな犠牲を積み重ねることによってつくられる」――エマーソン


今日の感想


こんにちは、ソンリッサです。


本日の1冊は、日本ファイナンシャルアカデミー(株)代表取締役社長泉正人さんによる1冊。


いかに仕組み化、習慣化し、意識していなくても成果を持続的に出せるようにするか、が大切。


習慣化するには、くり返すことが必要でどんなことでも30日間やり続ければ、大抵のことは習慣化できる。


目次


1 すべての「行動」の原則となる「考え方」の仕組み(毎日を“気楽に”生きるための「仕組み思考術」のすすめ
「自己意識」を貫けば、問題は解決する ほか)
2 効果的な「学び」で成長する仕組み(もっと器を大きくするために学ぶ必要があった
自己投資のポイントは、お金より時間の投資 ほか)
3 人間関係を円滑にする仕組み(名刺をいくら集めても生きた人脈にはつながらない
人にアピールできる武器を持っているか ほか)
4 リターンを最大化する仕事とお金の仕組み(できるビジネスマンをつくる「仕組み」の築き方
不満を力にする“すごい”考え方 ほか)
5 人生を味わい尽くす遊び、健康の仕組み(人生の達人は遊びの効用を知っている
「仕組み」ならダイエットにも効果あり ほか)


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