第４９１冊目 愛されて売る 魅せる販売術 美月あきこ／著

愛されて売る 魅せる販売術

大きい声の人に悪い人はいない

大きい声でハキハキ話す人に、悪い印象を持つ人はいませんね。それどころか、正直で明るい人という感じがします。逆に、小さい声でボソボソと話す人の話は、こちらが聞いてあげようと姿勢を傾け、何を話しているのか聞き取るつもりで集中しないとなかなか耳に入ってきません。

そんなことをお客様にさせてはいけません。こんな話し方をされてると、途中で聞くのをやめてたくなるほど辛いものです。

大きい声で話す人には、人々は引きつけられます。「みなさん、私は今、こんな話し方をしています、わかっていただけますか?」というふうに、一生懸命伝えようとする姿勢、気持ちが伝わってきますが、その逆は、「この人、伝えようとする気持ちがないの?」と思われてしまいます。

よく通る声と通らない声など、生まれつき声の質の違いは確かにありますが、これも訓練しだいでかなり通る声に変えられます。よく通る声の人は、ひそひそ話をしていても、周囲の人に話の内容がみんなバレているという笑い話もありますが、よく通る声というのは人を惹きつけます。「特別」な印象を持ってもらえます。

プロの歌手の人たちが、コンサートで何十曲と歌っても声がかれないきは、腹式呼吸で歌っているからです。大きな声てラクラクと出すには、腹式呼吸で話す練習をする必要があるのです。

そうすると、身体中から力を振りしぼって大きな声を出さなくても、普通に話すだけで人の関心を惹く、よく通る声が出せるようになります。ぜひ「お客様を惹きつける声」が出せるように練習しましょう。

ただし、ただ大きければいいというものではありません。「うるさい」「うっとおしい」と取られることもありますから、目の前にいらっしゃるお客様が何人なのか、距離はどれくらいなのかということを考慮して、その場にあった適度な大きさで、ハキハキと話すようにしてください。

大事なのは、「あなたに伝えたい」という気持ちがお客様に伝わる話し方をすることです。

あなたにすべてのよきことが雪崩のごとく起きますように♪

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今日の名言

「個人的な金銭貸借をできるだけ避けること。下手な金銭貸借は恐ろしい両刃のやいばで、貸す人は、借りる人の両方を必ず傷つける」――本多静六

目次

第１章　魅せる販売術　基礎編―すべての人は「商売人」である
第２章　魅せる販売術　キャビンアテンダント編―スッチー「思い込ませ術」のすごいノウハウを紹介
第３章　魅せる販売術　外見編―ビジネス力は恋愛能力に比例する
第４章　魅せる販売術　内面編―イメージどおりに行動すれば結果は出る
第５章　魅せる販売術　ツール編―相手を圧倒するだけのおもしろいものを準備する
第６章　魅せる販売術　実践編―お客様から嫌われないために顧客心理を理解する

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