第484冊目 今日からできる上手な話し方 臼井由妃/著

今日からできる 上手な話し方

今日からできる 上手な話し方

数字を入れると信頼性が増す
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一般的には、「大勢のお客様に満足していただいています」とか「たくさんの方に親しまれています」と、言います。しかし、「大勢」とはどれほどなのか、「たくさん」とは、どれぐらいの人なのか、はっきりとしていません。


日常会話ならばそれでもいいでしょが、ビジネスの場ではあいまいな表現では通らないのです。しかし、「お客様の80%が再注文されます」とか、「10万人に愛用されています」となれば、よりわかりやすくなります。


このように数字に置き換えることで、具体性が増すのです。


発言する場ならば、「今日お話することは、3つあります。第1に、○○です。第2に○○です。第3に○○です」というように数字を入れことで、発言を際立たせることができます。


数字を味方にすることで、相手も注目し、話が伝わりやすくなるのです。

数字を会話に取り入れる場合には、より信頼性を持たせるために自身に満ちた態度で話しましょう。


私の会社ではお客様にお渡ししているパンフレットや自社サイトでも、数字を活用しています。

「ご愛用者の80%が使って良かったとおっしゃっています」
「発売以来40万個の販売実績」
「85%のお客様がまた使いたいと言っている」など、


私の会社の業である通信販売では、お客様から販売者の顔が見えません。


商品も直に確認できないだけち、お客様はパンフレットやホームページで商品を見るときには、不安感を持っています。


「品質は大丈夫なの?」「色やサイズは?」「きちんと手元に届くのかしら?」そんなとき、数字がモノを言うのです。


「これだけのお客様に愛用されているのだから間違いない」
「購入してもいいかも」と。


不安感を払拭し、お客様に購入したいと思っていただける。数字が背中を押すのです。


「たくさんの方に親しまれています」というよりも、はるかに効果的であることはわかっていただけましたか?


プレゼンテーションや、朝礼、営業、販売だけでなく、数字にスポットをあてて話をすれば、あなたの話は間違いなく相手に伝わります。


数字で世界を操る巨人たち

数字で世界を操る巨人たち

今日の名言

「固有名詞の入っていない情報に価値はありません」――土井英司

目次

第1章 「話し上手」でなくてもいい
第2章 あいさつ・自己紹介 最高の第一印象を与えるには
第3章 質問・聞き方 「話し上手」になるには、まず「聞き上手」
第4章 説明・プレゼン 「結論5秒!1発言1分!」で早く正確に伝える
第5章 交渉・セールストーク 「沈黙2秒」で人を動かす
第6章 スピーチ・講演 1人に伝われば、1000人に伝わる
第7章 「伝え上手」になれば、人生が好転しだす

今日からできる 上手な話し方

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