第470冊目 時間とムダの科学 仕事の半分は「見せかけ」! なぜか結果が出る人の24時間 大前研一/ほか著

時間とムダの科学 (PRESIDENT BOOKS)

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  • 限界まで追い込めば自然と能力は伸びる

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どんなに忙しい人間でも、時間をつくろうと思えばいくらでも可能である。


私はサラリーマンになってから、アメリカだけで六〇〇回、中国に二〇〇回、韓国に二〇〇回、台湾に二〇〇回、マレーシアに一〇〇回、実際に行っている。一カ所に三日ずつとしても、それだけで丸々一〇年分の計算になる。


それでいて私は、子供との時間をつくり、会社以外にも社会的な活動の時間を作り、そして存分に遊んでいた。オフロートレースや山登り、クルージングは長く続けている趣味でもあるし、ダイビングだけでも世界中の海に二〇〇回は行っている。それを可能にしたのは何かというと時間管理一つなのである。


ネックになるのが自分の能力だけだか、限界までスケジュールを追い込んだ。自然と能力は伸びる。事実私がそうだった。マッキンゼーに入るまでは私はコンサルタントなどできると思っていなかった。人前でしゃべるのは苦手、経営などまったと素人。訓練して自分を追い込んだことで、いまの私がいる。


サラリーマンの特徴は「ずるずるスケジュール」だと私は思っている。ちゃんと決めていないからずるずる流され、そのまま一生ずるずるいってしまう。仕事のスケジュールも、人生のスケジュールも〝時の流れに身を任せ〟でよかった時代は二〇年前に終わっているということを肝に銘じなければならない。


テレサ・テンエッセンシャル・ベスト

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  • 今日の名言

「落とし物の広告。昨日、日の出から日の入りの間のどこかで、それぞれ六十分のダイアモンドをちりばめた貴重な時間を二つ紛失。なお拾い主には賞金なし。永遠に失われしゆえ」――ホーリス・マン

第1章 トップ経営者「私の時間マネジメント術公開」(五時起床電車通勤の後藤氏と、一八時退社、一日一冊読書の柳井氏が開陳
数字のない物語、物語のない数字は認めない ほか)
第2章 達人の秘密!(失敗学の権威が解明!最後に「運」を呼び込む計画には法則がある
過去二年分の手帳から仕事の内容を分析せよ ほか)
第3章 仕事の半分は「見せかけ」!あなたの「働き方」分析(あなたは仕事に振り回されて多忙感から抜け出せなくなったことはないだろうか
ビジネスマンの一週間を「一五分刻み」で分析すると… ほか)
第4章 「私の手帳の使いこなし方」すべて教えます(ここがポイント!斎藤式手帳術
ここがポイント!西村式手帳術 ほか)

時間とムダの科学 (PRESIDENT BOOKS)

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