第４４６冊目 音読革命 右脳が開花する名文集 ＣＤブック 七田真／著

音読革命―右脳が開花する名文集

• 音読の基本原理

音読といっても、さまさまな種類があります。声を張り上げて大声で音読する方法もあれば、聞こえるか聞こえないかくらいの音で「ハミング」する方法もあります。どちらがいいのでしょう。

実は、ハミングのほうがいいのです。音読するときに、背筋を伸ばして音読することです。すると最大の発声効率が得られます。

バイオリンにもよい音を出すバイオリンと、そうでないバイオリンがあります。よいバイオリンは音響効果のよいバイオリンです。

音読の仕方によって、人体の骨の反響が変わってくるのです。最大の音響効果を得るためには、背筋を伸ばし、正しい姿勢で音読をすることです。すると、人体の骨格全体が共鳴して音声エネルギーが増幅されます。

小さなハミング音でも背骨が大きく共鳴し、脳にも共鳴反応を伝えます。

そういった音読の基本原理を理解しながら音読すると、そうでないのとでは同じ音読をしても効果の出かたに違いがあります。

やたらと大きな声を出して音読する必要はないのです。歩きながらの音読に効果があると言われますが、歩くときには、背筋を伸ばして歩くからでしょう。

能力開発には、目、耳、口をとおしての能力開発がありますが、このうち口をとおしての能力開発法がいちばん有効です。それは振動音が関わってくるからです。

• 今日の名言

「潜在意識は信じようとしない人のためには働こうとしないものだ」――T・S・ジュフロア

第１章　音読で右脳は目覚める
第２章　高速音読で右脳のイメージ力が開く
第３章　右脳が目覚める名文音読。その実践法とは
第４章　ビジネスに受験に、老化防止に効くこれだけの実績！
第５章　まず音読したい名文
第６章　日本語感覚を高めるやさしい古文・近代文学
第７章　詩心を育てる
第８章　右脳を刺激する古典・真言

音読革命―右脳が開花する名文集