第434冊目 プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか P.F.ドラッカー/著 上田惇生/編訳

  • 仕事を整理する

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時間の使い方は、練習によって改善できる。だが、たえず努力をしないかぎり、仕事に流される。時間の記録の次に来る一歩は、体系的な時間の管理である。時間を浪費する非生産的な活動を見つけ、排除していくことである。そのためには、時間の使い方についての自己分析のために、いくつかの問いかけを自らに対して行っていく必要がある。


第一に、する必要のまったくない仕事、すなわち、いかなる成果も生まない完全な時間の浪費であるような仕事を見つけ、捨てなければならない。そのような浪費を見つけるには、時間の記録に出てくるすべての仕事について、「まったくしなかったならば、何が起こるか」を考えればよい。「何も起こらない」が答えであるならば、明らかな結論は、その仕事をただちにやめよということになる。


  • 今日の名言

「どのように話すかは、話の内容と同じくらい重要である。判断力をもっている人間よりも耳をくすぐられて喜ぶ人間のほうが多い」――チェスタフィールド

日本の読者へ
 
はじめに
 
Part1 いま世界に何が起こっているか
 
 第1章 ポスト資本主義社会への転換
 第2章 新しい社会の主役は誰か
 
Part2 働くことの意味が変わった
 
 第1章 生産性をいかにして高めるか
 第2章 なぜ成果があがらないのか
 第3章 貢献を重視する
 
Part3 自らをマネジメントする
 
 第1章 私の人生を変えた七つの経験
 第2章 自らの強みを知る
 第3章 時間を管理する
 第4章 もっとも重要なことに集中せよ
 
Part4  意思決定のための基礎知識
 
 第1章 意思決定の秘訣
 第2章 優れたコミュニケーションとは何か
 第3章 情報と組織
 第4章 仕事としてのリーダーシップ
 第5章 人の強みを生かす
 第6章 イノベーションの原理と方法
 
Part5 自己実現への挑戦
 
 第1章 人生をマネジメントする
 第2章“教育ある人間”が社会をつくる
 第3章 何によって憶えられたいか
 
付章 eコマースが意味するもの―IT革命の先に何があるか
 
編訳者あとがき
 
ピーター・F・ドラッカー著作目録