第380冊目 ブライアン・トレーシーの話し方入門 人生を劇的に変える言葉の魔力 ブライアン・トレーシー/著 門田美鈴/訳

ブライアン・トレーシーの話し方入門

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話をするとき、声は最も重要なツールである。幸い、声の使い方は、楽器と演奏と同様、学んで身につけることができ、どんな会話やスピーチも、より力強く説得力あるものにすることができる。


歌手は一日何時間も発声練習をする。ときには何ヶ月も、何年も練習して、音質や響きをさらに磨く、あなたもそうするといい。力強い声は深みがあり、よく響き渡り、よく通る。エネルギーとパワーにあわれているのだ。あなたが話すテーマを熟知し、主張の重要性を確信して、力強く、自身を持って話せば、聞き手はあなたを信じ、あなたの考え方も受け入れるだろう。


もっとゆっくり話せば、あなたの声はもっと力強く重みのあるものになる。聞き手はあなたの話を理解し、よく考えることができる。あなたは自身に満ちて見え、言葉はさらに重みを持つ。影響力のある人はみな、ゆっくり話し、明瞭に発音し、自信を持って意見を述べる。大きな声で自信に満ちた話し方は、力強く、聞き手の心を揺さぶる。


一方、あまりに早口だと、声がきんきんと高くなりがちなので、子供っぽい印象を与える。聴衆は言葉の重要性や価値を見くびり、言葉のインパクトも影響力も低下してしまう。


人間の声は筋肉のようなものだ。訓練し、使うことで強くなる。弱々しい声の人もたいていは、訓練するうちに声が鍛えられて、力強く自信に満ちた話ができるようになる。


声を力強くする最良のテクニックに、詩歌の朗読があります。特に好きな誌歌を選び、暗記したら、車の運転や散歩をしながら暗唱しよう。大勢の前で、劇をしているつもりでやろう。言葉には感情と力強さを込め、強調し、エネルギーを注ごう。ゆっくりやること。言葉に強弱をつけて、詩歌の意味を変化させてみよう。それぞれの語がピアノの鍵盤だと想像しよう。強調する語句をいろいろに変えてみよう。

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