第377冊目 東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法 吉永賢一/著

東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法

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  • キーワードは「300回」


「知識」には、「頭で理解する」レベルと、「体が覚えている」レベルがあります。これは前述したとおりです。


本章では、後者の「体が覚えている」ためにの方法を紹介していくことにします。


「体が覚えている」レベルとは、無意識で実行できるようになることです。このレベルにいたることは、勉強であれ、スポーツであれ、芸事であれ、何かを身につける際の?究極のゴール?といえます。


というのも、無意識レベルにしたれば「ラクに、速く、しかも正確に」実行できるようになるからです。


たとえば、「試験本番」は極度の緊張状態にあります。この中にあって、無意識レベルにいたれば、リラックスした状態で解答していくことができます。そのため、試験において、自分の実力を十分に発揮することができるのです。これれは意識レベルで行っている人は、とうていかないません。


このレベルにいたるには、練習しかありません。


練習で大切になってくるのは、「量」や「回数」です。そのため、「練習する」は、「くり返す」と言い換えることができます。


知識にしろ、動作にしろ、くり返しているうちに無意識で実行できるようになります。ではくり返すとはどのくらいのことなのでしょうか。


それは、「人」によっても「分野」によっても異なるのですが、私の目安はだいた「300回」。これくらいくり返すと、だんだんと無意識でも行えるようになっていくはずです。

第1章 「覚える」「わかる」で知識を確実にインプットする!
第2章 高速アウトプットで、無意識レベルの知識にする!
第3章 本番で確実に点数を上げるための「小技」を知ろう
第4章 「成績を下げる考え方」とは?
第5章 合格することば、不合格になることば
第6章 この心の習慣が、成功の鍵になる!

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