第364冊目 和田裕美の人に好かれる話し方 愛されキャラで人生が変わる! 和田裕美/著
- 作者: 和田裕美
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2008/02/07
- メディア: 文庫
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トランペットだって、バイオリンだって、最初は音さえ出なかったり、騒音のような頭の痛くなる音しかでなかったりするけど、練習すればするほど音が出せるようになるのです。
語尾って大切なんです。だって、語尾をソフトにするだけで、ものすごく印象が変わるのですから。耳に入ってくる音が聞きやすく、音で、相手の緊張も取る効果がある話し方です。音のイメージは、デクレッシェンドですね。言葉の最後がソフトだと、全部ソフトな感じかかかするのです。
たとえば、私の会社はペリエという名前なんですけど、電話がかかってきたときの応答セリフとして、スタッフは「はい、ペリエでございます」って、当たり前のセリフを使っているんです。この当たり前のセリフを
「(キッパリとハキハキ)はい、ペリエでございます!」って言うのと、
「(やさしく語尾ふんわりと)はい、ペリエでございます」と言うのとでは印象は変わります。
「す」は「ま」よりちょっと小さい音で表現して、「す」って最後の語尾をふわっとさせることで、やさしくふわっとした感じになるのです。
「私はあなたのことが大嫌いなの」っていうセリフは、最後の「の」を強く言うと本気で怖いです。だけど反対に、語尾をふわっと、「の」を弱く言うとかわいくも、やさしくも聞こえるんですね。
第1章 基礎づくりから始めよう―「やさしい空気にする」が基本スタイル
第2章 トークはテクニックじゃない―大切なのは相手の話を聞きたいという気持ち
第3章 目の前の人のファンになる―「話すこと」が「幸せの種」になる
第4章 話の内容をリンクさせていく―相手が楽しくなる言葉、テーマを選ぼう
第5章 声のトーンとリズムを変える―知らずしらずに「声」で損していませんか
第6章 仕事のプロとしての話す力― 「思いやりの松竹梅」で人とつき合う
第7章 もっと伝わる言葉の使い方―あなたの話にみんなが耳を傾けるようになる
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