第341冊目 愛されて売る 魅せる販売術 美月あきこ/著

愛されて売る 魅せる販売術

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残念ながら、見た目の悪い人は、男女を問わず、仕事ができなそうな印象を与えるのは確かです。見た目で判断してはいけないと言われそうですが、販売・営業の仕事は第一印象でお客様の心をグッとわしづかみにする必要があります。その第一印象を左右するのが「見た目」なわけですから、これを軽視してはいけません。


印象を93%左右する「見た目」は、あなたが考えている以上に重要です。話す中身は、7%ということを考えれば、あなたが一生懸命お客様に対して話す内容よりも、あなたの姿勢、声、動作、仕草など、立ち振る舞いによってあなたかどんな人か判断されている、ということを認識するべきではないでしょうか。


実際にはそれほどでもないのに、美人に見えるテクニックを知っていれば、人に錯覚を起こさせることは十分に可能である、ということはおわかりいただけると思います。「本当の美人」なることは不可能でも、「美人ふう」を目指すことはできるのです。


その1つに、「自身を持つ」ということがあります。あるいは、「自信をもっているように見せる」ということです。本当は「そんなに美人でもない」「スタイルもよくない」人が、自信をつけることでたちまち美人に見えてきますから不思議です。


とても性格が悪く、ギャレーの中では後輩に意地悪ばかりしている人でも、いったんお客様の前に立つと、優しい微笑と堂々とした態度によって素敵な女性に見えてしまうから不思議です。


外見が変わると、不思議と自信が出てきます。その自信に根拠なんて必要ありません。堂々と自信にあふれている人の扱う商品は、それだけでよい商品に見えてくるので、これまた不思議です。


お客様ち接するときは、「天使な自分」モードで

その笑顔を忘れずに、あなたのお客様に向けるのです。販売・営業がうまい人は、自宅を出るときから、この「笑顔モード」「天使な自分モード」です。さらにテンションをあげながら、車の中やトイレの中、駅やスーパー、デパートのトイレの鏡の前で、ニコっと笑う練習をしています。


笑顔は訓練で簡単にできるようになります。楽しいとき、嬉しいときに笑うのは当たり前ですが、テンションが低いときや、イライラしているときに笑うためには訓練が必要なのです。

第1章 魅せる販売術 基礎編―すべての人は「商売人」である
第2章 魅せる販売術 キャビンアテンダント編―スッチー「思い込ませ術」のすごいノウハウを紹介
第3章 魅せる販売術 外見編―ビジネス力は恋愛能力に比例する
第4章 魅せる販売術 内面編―イメージどおりに行動すれば結果は出る
第5章 魅せる販売術 ツール編―相手を圧倒するだけのおもしろいものを準備する
第6章 魅せる販売術 実践編―お客様から嫌われないために顧客心理を理解する

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