第329冊目 レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術 /本田直之/著


習慣チェックリストと数値管理

良い習慣を身につけるために、わたしは習慣チェックリストを作成し、何を自負の習慣として持っていたいかを常に意識するようにしています。

習慣チェックリスト

  • DMWL(小さな労力で大きな成果をえる)
  • 朝、タスクを紙に書く
  • やりたくないこと、やらないことを明確にしているか
  • 情報を提供しているか
  • 本を1日1冊以上読む
  • 仕組み化・チェックリスト化
  • 人脈との定期的なコンタクト
  • アロハピリット
  • 読み終えて情報を抜き出した雑誌や本を捨てる
  • テレビを生で見ない
  • 脱いだ靴を揃える
  • 今日出したものは今日中にしまう


労力にレバレッジをかけるチェックリストは大変重要で、習慣を常に意識し、定着させるときには大変便利です。


わたしが最も心がけていることは、前にもお話ししたようにDMWLです。小さな労力と時間で大きな成果を上げるかというとこは、常に心がけておかないと、すぐに崩れてしまいます。ですから習慣チェックリストに書き、毎日意識するようにしています。


その他に「脱いだ靴を揃える」「今日出してものは今日中にしまう」という、一見たいしたことがなさそうな習慣もあります。しかし、こうした習慣は、大きな習慣が崩れていると感じたときに、特に意識します。


往々にして、大きな習慣ができていないときには、小さな習慣が崩れていることが多いのです。靴が揃えられていなかったり、仕事部屋が雑然としていたりします。そうしたときは、前頭葉を鍛え直そうという気持ちで、小さな習慣を意識的に実行します。すると再び大きな習慣を実行できるようになります。


そして、習慣化のためには、数字で管理することも大切です。数字を記録することで、習慣化かしやすくなります。


自己暗示と言葉のレバレッジ


最後に、労力のレバレッジは、「自分はできる」と思うことが重要です。「できない」とか「無理だ」と思ったり、言葉にしたりするとマイナスのレバレッジがかかります。


できないと言った瞬間に、能力、スキル、やる気などをすべて打ち消してしまいます。結局、「できる」「できない」というのは、本人の主観的判断であって、客観的なものではありません。「できる」と思えばできてしまうし、「できない」と思えばできないケースが多いのです。


限界というものは世の中には存在せず、実は自分でつくってしまっているだけのものなのです。

第1章 常にレバレッジを意識せよ
第2章 労力のレバレッジ
第3章 時間のレバレッジ
第4章 知識のレバレッジ
第5章 人脈のレバレッジ