第325冊目 ユダヤ人の頭脳活性法 五感を磨いて「インテリジェンス」を身につける /手島佑郎/著

ユダヤ人の頭脳活性法

ユダヤ人の頭脳活性法

ユダヤ人は全身を使って聖書を音読する。


ユダヤ人たちは、暗唱できるほど、子供に聖書を音読させます。それも独特な方法を採用しています。単純に目で読んで、口で朗読するだけではありません。


子供が6歳でヘデルとよばれる寺子屋に通い始めると、まず文字を指で押さえながら朗読することを教えます。つまり、指で押さえ、口で朗読し、耳で自分の声を聞くわけです。


人間にとっていちばん記憶しやすいのは、自分の声です。次に記憶しやすいのは、胎内にいるときから聞こえてきた母親の声です。母親が幼児に語ってくれる童話や寝物語は、人間の知性の発達に大きな影響を及ぼします。


ユダヤ人は目・口・耳だけで読むのではありません。これらに加えて、身体を前後に小刻みに揺すりながら読みます。つまり、全身を使って読むわけです。


全身を使って読むから彼らの記憶量は、桁違いに大きいのです。


記憶というものは、棒暗記や丸暗記は、ほとんど役立ちません。
全身を使って覚えるものなのです。


目で文字を追い、指で押さえ、口で朗読し、リズムをとって耳で自分の声を聞く。これにまさる全身学習法はありません。ふだんからこういう読み方で教科書と接していれば、試験などの直前になって慌てることも少なくなります。ぜひお試しください。

プロローグ 頭脳を活性化する前提条件とは?
第1章 まず「五感」を鍛える
第2章 「ことば」を自分のものにする
第3章 「模写する力」を身につける
第4章 感じたことをどう表現するか?
第5章 「論理力」を身につける
第6章 頭脳活性化のヒントと法則

ユダヤ人の頭脳活性法

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