第317冊目 人は0.5秒で選ばれる! チャンスが20倍増える、印象力の磨き方 /重田みゆき/著

人は0.5秒で選ばれる!―チャンスが20倍増える、印象力の磨き方

人は0.5秒で選ばれる!―チャンスが20倍増える、印象力の磨き方

服装などの身なりで印象を上げようと考えたときに、忘れてはいけないことがあります。印象は1人でつくれるものではなくて、その場と絡み合って発露されるものだということです。つまり、場にしっくりこなければ、どんなにおしゃれをしても印象度は上がらないのです。


「靴を見ればその人がわかる」とは、昔からよく言われます。ホテルマンはお客様の靴を見れば、その人がだいたいどんな暮らしをしているのか、どんな仕事についているのかわかります。客室乗務員のとき同様でした。だから、靴はとっても大事。いくらいいスーツを着ていても、靴が汚れていたりすり減っていては、とたんにみすぼらしく見えてしまうから不思議です。


靴選びについては、男性はやはり、あまり足が小さい印象を与えないほうがいいでしょう。


靴下は定期的に捨てましょう。


ちなみに、ウェットティッシュなどで汗を拭き取るときに、ぜひ耳のうしろも拭いてみてください。「げげ!!!」と思うほど汚れがついてくる人がいるはずです。体も髪も顔も丁寧に洗ったはずが、耳の後ろだけ汚れがたんまり残っているのです。


日本人は、もともと表情が豊かではないほうです。恥ずかしがり屋な国民性もあるのでしょうが、白人のように大げさに感情表現をしません。しかし、いい笑顔になりたいのなら、もっともっと大げさになっていいのです。うれしい気持ち、楽しい気持ち、感謝の気持ち、歓迎する気持ちを表現するには、もっともっとすごい笑顔になってください。


笑顔は少々やり過ぎくらいがちょうどいいと覚えておいてください。


日本語の場合は、へたをすると普段の会話も腹話術のようになりがち。「うん」「そうね」「ふ−ん」……、日本語のあいづちは、ほとんど表情筋が動きません。このために、日本人の顔の筋肉が弱くなっているのです。


口角があがっていることは素敵な笑顔のための必須条件になります。


普段から自分がよく使う言葉などを書き出して、それを母音だけで読んで見るのも効果大です。とくに「イ」と「エ」を意識することを忘れないでください。これを何回も繰り返したうえで、普通の読み方をしてみると、表情も声も最初よりもずっときれいになっているはずです。

人は0.5秒で選ばれる!―チャンスが20倍増える、印象力の磨き方

人は0.5秒で選ばれる!―チャンスが20倍増える、印象力の磨き方

1章 印象力を上げる4つのポイント(なりきる!
繰り返す! ほか)
2章 印象力アップトレーニング・基礎編-0.5秒で選ばれる顔と体を手に入れる(本気で変われる実践トレーニン
「また会いたい」と思われる人の笑顔の秘密 ほか)
3章 印象力アップトレーニング・発展編-5メートル先にいても話したくなる人は何が違うのか(あごの角度で、異性を落とせますか?
目で会話できますか? ほか)
4章 意外と知らない、大人の魅せ方(清潔感はメンテナンスから
髪は清潔感の要 ほか)