第314冊目 東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶法 /吉永賢一/著

東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法

東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法

記憶のテクニックに「覚えるときには、○回唱える」というものがあります。たとえば、英単語や歴史の年号などを覚えるときに、「その場で10回唱える」といった方法です。たしかに、何回も唱えると覚えます。しかし、「適切な方法で唱えたらば」という条件つきです。「適切な方法」とは、1回ごとに「ポーズ」を入れることです。

inlufence●inlufence●influence●influence●という具合に、ポーズを入れていくのです。

覚えるときに、おすすめの姿勢があります。それは2種類。「背筋を伸ばす」と、「背筋を丸める」です。

強くインプットするためには、その「対象」にしっかりと注目する必要があります。注意を向けることで、まわりから区別され記憶にきちんと残るのです。人から指示を出されたら、たいていの場合、そこに注意が向きますよね。それを自分で自分に行ってしまおうというわけです。

たとえば、打ち合わせ等で通された部屋に花が飾ってあったとすれば、「あの花を見るぞ」と自分に指示を出します。そして、「いつ、どこで、だれが、なにを、なんのために、どうやって」という質問を自分自身になげかけていきましょう。

「バラは何本あるのだろう」「何種類の色を使っているのだろう」「あのやたらと派手な花は何という名前だろう」という具合です。

緊張しすぎているときにも、リラックスしすぎていくときにも効果のある飲み物があります。それは、水。朝、目覚めの一杯で水を飲むと、体が覚醒し、適度な緊張ゾーンには入っていけます。また、緊張しているときにも、水をゴクッと飲むと不思議と体がほぐれていきます。

第1章 頭が良くなる記憶法とは?(向上の法則1 カンタンだけど伸びるゾーンがある
向上の法則2 「出ることで、伸びる」ゾーンを狙う ほか)
第2章 「つなげる」「またやる」「外に出す」で覚えられるようになる!(記憶の3つのステップを知ろう!
事前の準備 まずは「覚えること」を明確にする ほか)
第3章 記憶力が良くなるさまざまなテクニック(「極端」をはさむ
「枠」で囲む ほか)
第4章 あらゆる場面で使える「イメージ変換」の記憶法(「人の名前」はストーリーと顔をつなげる
「数字イメージ変換法」とは? ほか)
第5章 記憶力が良くなる緊張度のコントロール(「緊張度」をコントロールして覚えやすい状態をつくる
テンパってきたら、ニギニギボール ほか)

東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法

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