第277冊目 シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術 /植木理恵/著

シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術

シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術

「人は考えることなしに、考えまいとすることはできないからね」心理学者ウェグナー

「苦しみに抵抗するのではなく、苦しみを認めて身をゆだねることが、パニックを脱出する近道」

理想的な「相談」ポジション、それはズバリ90度の位置。

私自身、カウンセリング中のBGMにはかなり気を配っています。

「自分の感情をすぐに言語化してしまうと、心の深い所にある真の感情がわからなくなる」

「会議の成否を決めるもの、それは座る位置だ!」アメリカの心理学者スティンザー


■会議必勝法

  1. 真っ向勝負になる正正面には、同じ意見の「味方」を配置。
  2. 意見の異なる相手は、その隣に座って同調ポジションを。

メモを取るときは、客観的事実だけを、できるだけドライに、簡潔に。

「火のない所に煙は立たぬ」と言いますが、人の感情に関しては、火がまったくなくても、煙だけモクモクと立ててしまうというわけです。怒りや悲しみで混乱すると、まったく心にしないことでも、勢いでいってしまう。

ケンカのときほどグッとこらえて、「言葉にしないで」一晩寝かす。

先生から書き方をレクチャーされるよりも、「こんな文章を書きたいな」と思うような、美しく良質な文章に数多く触れる。そうすれば、手っ取り早く表現力がアップするのです。実際に、作文能力がモデリング学習によって大幅に向上するという現象が、小中学生を対象とした実験で何度も明らかになっています。

成功を極めたいという感情はムクムクと湧いてくるけど、実際にそれが叶うと、今度は失う恐怖感に襲われる。

人間の脳は、とってもケチのようなのです。

人間は、あまりつらい体験に遭遇すると、「ひどい目に遭っているのは私じゃない、これは私の問題ではないのだ」と、脳が勝手に「ひとごと」として処理しようとします。

第1章 元気になる心理術(忘れようと努力するほど鮮明に思い出してしまう-シロクマ実験とトラウマ克服法
アタマが真っ白!パニクる気持ちはこう抑える-回避的コントロールの限界とパニック解決法 ほか)
第2章 頭がよくなる心理術(なぜ上司の耳は自分の悪口だけ、よく聞こえるのか?-脱・カクテルパーティ効果でライバルに差をつけろ!
合コンで出会った相手とはなぜすぐに別れてしまうのか?-脱・フォールス・メモリーで人を見抜け! ほか)
第3章 人をコントロールする心理術(思いどおりに人を育てる超カンタン人心コントロール術-調教上手はアメとムチ、ではなくアメと「ムシ」
カリスマホストもひそかに実践!「アメとムシ、ときどきアメ抜き」テクニック-間欠強化でマインドコントロール!? ほか)
第4章 人をトリコにする心理術(最強の人間関係を作るほめるテクニック-トクベツな人に大昇格。「ジョハリの窓」の叩き方
なぜ不倫カップルは長続きするのか?-心理的リアクタンスを煽って魅力倍増! ほか)

シロクマのことだけは考えるな! 人生が急にオモシロくなる心理術

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