第274冊目 アイデアのちから /チップ・ハース/著 ダン・ハース/著 飯岡美紀/訳

アイデアのちから

アイデアのちから

単純明快である=核となる部分+簡潔さ

イデアは情報量減らせば減らすほど、記憶に焼きつきやすくなる。

「長い経験から生み出された短い言葉」が、ことわざだ。

相手がすでに知っている概念と結びつければ、新しい概念も理解しやすくなる。

エイリアンは宇宙船を舞台にしたジョーズだ。スピードはバスを舞台にしたダイハードだ。

意外性のあるアイデアが記憶に焼きつきやすいのは、驚きが注意を喚起し、考えさせるからだ。

要するに、アイデアを記憶に焼きつくものにしたければ、相手の推測機械をいったん壊してから修理しなさい、ということだ。

面白くない文章の特徴は、だいたい予想通りだった。何が言いたいか分からず、形式的すぎ、専門用語が多い。一方、「これは」と思う文章の長所も、ほぼ予想通りだった。構成が明確、事例に実感がわき、文章も流暢だ。

「すぐれた文章は、すべて謎かけで始まっている。つづつまの会わない問題状況を書いた上で、読者を謎解きの世界に誘って、物語を展開している」ロバート・チャルディーニ

カウンセラーは、患者が、気の弱いことばかり言っているときには、そっけないあいづちを打ち、患者が、前向きなことを口にすると、「そう! その気持ちが大切なんだ!」と、あいづちで励ますという。そうやっていると、患者は、だんだん気の弱いことを口にしなくなり、代わりに積極的なことを口にするようになるそうだ。

序章 アイデアのちから
第1章 単純明快である
第2章 意外性がある
第3章 具体的である
第4章 信頼性がある
第5章 感情に訴える
第6章 物語性

アイデアのちから

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