第254冊目 仕事ができる人は、仕事ができる人を真似ていく 著者/訳者名 夏川賀央/著

仕事ができる人は、仕事ができる人を真似ていく

仕事ができる人は、仕事ができる人を真似ていく

真似できなくたっていい、「仕事のできる人」のフリをして考えてみる。それだけでも「仕事ができる人の思考」を身につけることはできる。

「真似をする」のも「フリをする」のも、重要なのはそれが「実行」を伴うものであるということ。見ただけ、知っただけでは、何も勉強したことにはなっていない。

あこがれの対象を見つけ、その人になりきった気持ちで、「あの人なら、こんな場合、どう考えるだろうか」と推測してみる。「考え方を真似る」というのは、こういうやり方で身についていく。

自分の仕事を成長させるには、「新しいもの」をどんどん取り入れていく必要がある。ところが、その「新しいもの」は、常識にとらわれていては見つけられない。

「いい結果を出している人」のスキルは、それが「型」になるまで完全に真似ていく。それは真似における、最もシンプルなやり方である。

入門の段階では、自分と格段に離れたレベルの人ではなく、いまのゼロ状態を「1」にしてくれる人を見本にしていく。

優れた企業は、社員に「優れた見本」を提示している。

見本となくものに出会っても、それを真似できる人と、できない人がいる。その差は、思考の柔軟さ、客観性、そして謙虚さや素直さなどによる。

私たちは、まったくゼロの状態から、新しい何かを生み出すことはできない。だから「完全な創造」というものは存在しない。

第1章 「できる人はみんな、真似をしている」って本当?―まずは「真似」に対する意識を変革する
第2章 仕事のスキルは「真似すること」から身につける―その発見をすぐに自分のものにする技術
第3章 とにかく「目の前の人」を真似てみる―他人の技術を「自分のもの」にする術
第4章 「何でもかんでも」真似てみる―「一見関係のないこと」を自分と結び付けて加工する技術
第5章 「完全オリジナルの思考」なんて存在しない―「必要な考え方」を模倣によってつくりあげる
第6章 真似られなくてもフリをする―より効果的に「真似を生かす」考え方

仕事ができる人は、仕事ができる人を真似ていく

仕事ができる人は、仕事ができる人を真似ていく