第２４４冊目 ３時間で手に入れる最強の交渉力 読んですぐに使える説得の裏ワザ 著者/訳者名 荘司雅彦／著

3時間で手に入れる最強の交渉力ー読んですぐに使える説得の裏ワザー

人間は「権威」に弱いものです。

人間というものは、食事の値段が高ければ高級な食材を使ったものと思ってしまったり、ヴィンテージワインであれば必ずおいしいに違いないという先入観を持っているものです。

悪口を言うのは直接、褒めるのは間接にして効果を上げる。

営業も恋愛も相手との信頼関係がすべて

営業は第一印象で１００％決まる。

私は銀行の窓口で働いていたとき、毎朝朝礼がありました。

事務連絡が終わると、必ず「挨拶の練習」がありました。「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」を、それぞれ１０回づつみんなで復唱するのです。終礼のときも同じように１０回ずつ練習しました。毎日、笑顔で挨拶の練習を欠かさず２０回やっていると、不思議なもので、いやーな感じのお客さんがきてもにこやかに挨拶ができてしまいます。

クセというものは恐ろしいもので、その後、司法修習生になって検察庁で被疑者の取り調べを行った後、

「おい、荘司さん、君の取り調べは接待みたいだね」

と、他の修習生に指摘された覚えがあります。

あなたが病院にいって、白衣を着たお医者さんから処方箋を渡され「この薬を一週間飲んでください」と言われたら、薬の成分や効用について質問するでしょうか?

おそらく、無条件で指示通りに薬を飲むのではないでしょうか

「交渉力」はいつどこでも通用するビジネススキル
第１部　交渉力を身につけるための基礎講座（交渉力とは問題解決力である
交渉で負けない３つのルール
キーマンを見抜けば、交渉は９割成功する
営業マンなら知っておきたい交渉の技術）
第２部　弁護士だけが知っている交渉の奥義（交渉を難航させる関係性という魔物
敵対と友好はコインの表裏
「下」が「上」を操る交渉術
「影響力」を利用して交渉を有利に進める
たかが一〇〇万円、されど一〇〇円
弁護士が教えるワンランク上の交渉術）

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