第232冊目 ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 著者/訳者名 キングスレイ・ウォード/〔著〕 城山三郎/訳

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

あと数年もすれば、君は人生は登り坂の戦いであることを知るだろう。

もし君が将来、一流の実業家になりたいと思うのなら、「ミネサザイの翼で鷲のように飛ぶ」ことは不可能であることを忘れないように。

「沈黙は金なり」とある人はいった。そのとおりだと思う。君にも、入社したてのうちは、一オンスしゃべるには、一ポンド聴く、という比率を勧めたい。

「馬鹿をさらけだすよりは、黙っていて馬鹿だと思われるほうがましである」。物知りで、口数の少ない人はなかなか憎めない。客筋はとりわけ、そういう人を好む傾向がある。

仕事によろこびを見いだすためには、三つのことが必要である。適性がなければならない。やりすぎてはならない。そして、達成感がなければならない。

「信用は細い糸のようなもので、ひとたび切れると継ぐことは不可能に近い」アユブ・カーン

実社会に出発する君へ
あえて挑戦を
教育の設計
成功について
惰性的な生き方には
実社会での最初の日々
誠実さの代価
「企業家」とは何か。
経験の重みに代えて
部下との衝突
共同事業への誘惑
結婚を気軽に考えないで
事業を拡大する上で重要なこと〔ほか〕

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫

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