第211冊目 あたらしい戦略の教科書 著者/訳者名 酒井 穣 著

あたらしい戦略の教科書

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戦略の成功には、周囲の多くの人を説得することが欠かせない。そのためには相手の価値観や考え方に合わせた説得方法を取る必要がある。

変化を受け入れさせるためには、危機を訴え、希望を効果的に見せることで「現状維持の方が危険であり、変化の先には希望がある」と認識させるとよい。

戦略の計画表に書く作業で注意するべきポイントは、
①細かく分割
②完了日を決める
③測定できる

最悪のケースに備えて、バックアップシナリオを準備しておく。

戦略は、短く覚えやすいキャッチコピーにして共有することで関係者に戦略を売り込み、戦略に沿った実行を引き出すことを狙う。

未来をより正確に予測するには、
①なるべく近い未来を分析する
②未来を自分の手で作り出す
③現状を正しく分析する

もっとも優先順位の高い情報とは、「顧客情報」である。競合と競うべきは、「顧客の満足度」であり、むやみに競合情報を集める必要はない。

第1章 戦略とは何か?(戦略とは「旅行の計画」である
大学受験の戦略を考える ほか)
第2章 現在地を把握する―情報収集と分析の手法(情報力が戦略を簡単にする
集めるべき情報・行うべき分析とは何か? ほか)
第3章 目的地を決定する―目標設定の方法(目標は何のためにあるのか?
目標設定の怖さを理解する ほか)
第4章 ルートを選定する―戦略立案の方法(戦略は本当に必要なのか?
スイート・スポットをシェアし、戦略を育てる ほか)
第5章 戦略の実行を成功させる(人を説得するための方法論を知る
組織トップのコミットメントをマネジメントする ほか)

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