第68冊目 マインドマップ資格試験勉強法 萩原 京二 (著), 近藤 哲生 (著)
人間というのは、極限状態に追い込まれると、思いもよらぬ底力を発揮するものです。
資格試験で一番大切なこと。それは、合格への決意を固めることです。
合格に対する動機付づけが弱いと、誘惑に負けやすくなります。
テキストの目次をマインドマップにして、全体構造を一目でわかるようにする。
過去問を2冊買い、穴埋めなどの問題の場合、あらかじめ答えを全部記入してしまってから、それを読む。
勉強の初期段階で、時間をかけて、一生懸命考えながら過去問を解いている人を見かけます。そんなとき、私は正直言って、「この人は、なんて無駄なことをしているんだろう」と思っていまいます。だって、勉強をはじめたばかりの頃は、いくら一生懸命考えても、わからないものは絶対にわかりません。考えるだけ時間の無駄というものです。
リンキング勉強法―過去問に出てくる選択肢を一つ一つ、基本書の該当箇所に書き込んでいきます。
とりあえず、過去問をやってみる。この段階で大事なことは、自分が「できる問題(知っていること)」と「できない問題(知らないこと)について、きちんと区別できるようにしておくことです。
過去5年分の選択肢のすべてを正しく正誤判定できるレベルまで知識をつければ、あなたは必ず合格できる
過去問は同じ問題を最低5回は解いてください。記憶のレベルはくり返しの回数に比例する。
音読は、淡々と声を出すよりも、音量に変化をつけ音程を変えリズミカルに声を出す。
オーディオ教材を聞く前に、その範囲にあたる問題集を解いて、自分が知らない箇所や解けない問題を明確にする
正直に告白します。不合格を続けていた時期のことです。その頃を私は、読書家といえば聞こえはいいですが、実のところは、知っただけで満足する、または、実践するのではなく単に試してみるだけの〝ノウハウ収集家〟でした。
ノウハウは実践すれば間違いなく効果があります。「効果がない」と思えたのは、「知っただけで実践せず、くり返し不合格になる」怠け者の私がいたからです。しかし本気で真剣に実践したときには、ノウハウが何なのかを、かつてはなまけ者の私でさえ、確かな手応えとして実感できたのです。