第33冊目  夢をかなえる勉強法 (単行本) 伊藤 真 (著)

全体像をつかむ勉強法の1つとしておすすめしたいのが、目次をコピーするやり方だ。

私は、問題集は過去問に始まり、過去問に終わると思っている。過去問は、めざしているゴールを知るための手段なのだ。だから、過去問は可能な限りやっておいたほうがいい。

「はじめ」と「おわりに」を先に読んでしまうのも「全体像をつかむ」という点でぜひお勧めしたい方法である。

私の塾では授業開始のの初日に合格体験記を書いてもらっている。

私は住み込みの警備員をやりながら、一日20時間近く勉強する日もあった。

人はもっと謙虚にならなければならない。謙虚であれば必ず何か吸収できる。とくに未熟なうちは、その謙虚さが大切なのだ。

必ず、テキストを見て、手でメモをとって、自分でつぶやいて、資格も聴覚も刺激してほしいと強調する。

五感を使う記憶法として自分自身も実践し、塾生にもすすめているのが、自分で自分に講義する、つまり「セルフレクチャー」という方法だ。
私の塾で短期合格したある塾生は、講義が終わって家に帰るとき、毎日一駅前で下車して、一駅分、ずっとブツブツしゃべりながら歩いたという。

大切なのは「声に出す」ということだ。音読が脳を活性化するといわれているように、自分でしゃべったことを自分の耳でもう一度聞き、理解することは記憶の念押しになる。

うれしい、楽しい、悲しいという感情の経緯と一緒に定着した記憶はいつもでも覚えている。

繰り返しているうちに、一定の域をを越えてしまう。すると脳が「これは生きていくために必要な記憶だ」と錯覚してしまう。

過去問を制するものが、試験を制するのだ。
マーキングが上手な人は整理もうまい。整理がうまいと理解も早い。理解が早いと目的に到達するには短期間ですむ。

具体例こそは抽象的な事柄を理解する手がかりとなる。

「メモを取らなければ、せっかく教えても、すぐに忘れてしまうだろう」

メモの注意点。疑問点は必ずメモしておくこと。具体例をメモすること。

講義テープを早送りで再生して復習することをすすめている。

今でも私は、勉強していて眠くなったら、立ち上がって、歩きながら早口で音読している。

講義が終わったあとの5分間は、復習のゴールデンタイムである。

合理的な時間の使い方として、まず大切なのは優先順位を決めることである。

時間割をつくるのも合理的に時間を使うためにはおすすめである。

本試験はとういのは、もうダメだと思ったときからが勝負になる。

一週間前から試験当日とおなじ時間に起きて、同じ時間帯で問題を解き、同じ時間に昼食を食べて、トイレに行くのだ。

マークシートきマークを鉛筆で塗りつぶす練習をしていた。

悪い条件を事前に経験しておけば、本番の試験のとき、どんな環境になろうともあわてなくてすむ。

どんな言葉でも100万回繰り返していれば、事実になる。

「夢ノートには、試験に合格しあとや将来やりたいことを、全部書き出しておく。

目の前に今、魔法使いが現れて、「1つだけ願いをかなえてあげる」と言われたらあなたは何を願いますか?

同じ事実をどうとらえるかで,結果や人生がちがってくる。

本質を一言で言えないのは、わかっていない証拠である。わかっていないから、くどくどと説明してしまう。物事の本質をとてもシンプルなのだ。

自分の人生の目標は何か? それはなぜか? そのために何をしているのか?

口煮出して言う言葉はプラス思考のものと、私は決めている。「やれぱできる。必ずできる」と

否定的な言葉を使う人のそばにいってはいけない。

10年後にこうありたいと思う自分は、未熟でたかがしれている現在の自分が考えた姿である。