第18冊目 スーパー弁護士の仕事力 (エスカルゴムック (251)) (ムック)

スーパー弁護士の仕事力 (エスカルゴムック (251))

スーパー弁護士の仕事力 (エスカルゴムック (251))

「ノウハウ本には、著者が苦労して編み出した方法論なとが載っています。それが1500円程度で追体験できるわけです。もし、その方法論を自分の力で見つけようとしたら、莫大な時間と費用がかかっていまう。利用できるものは利用するに限ると、私は思います」

「絶対にダメなのは、『読みっぱなし』です。自己啓発できた満足感に浸ることはできますが、何も行動を起こさないと、必ず『読んだだけ』で終わります。そして、数日経つと忘れてしまうんです」

「一冊に書かれているノウハウをすべて実践するとなると、プレッシャーになっていまいますし、めんどくさくなっていまうものです。私も、そうですから(笑)。最初は〝一冊ひとつ〟という気持ちでも構いません。とにかく、一つのノウハウを実行に移してみましょう。

すでに何らかの資格や経験があったとしても、それで満足してはダメです。常に新しい情報に目を光らせ、自分のものにしていく貪欲さが必要になってくるのではないでしょうか。

交渉において、絶対に守るべきルールがあります。それは「裏切らない」「嘘をつかない」「騙さない」という三つ。

「相手が乗り気でないときはサッと身を引く]
兆候1. 説明の途中で視線をキョロキョロさせたりよそ見をする
兆候2. 不快そうな顔をする
兆候3. 質問しても視線を合わせようとしない
兆候4. 腕や足を組む
兆候5. 指で鼻に触れたりしきりにこする

[こんな行動をしたら『ウソ』をついているかも!]
1. 目の動き→目の動きに落ち着きがない
2. 指先や足→指先が震えたり、貧乏ゆすりをする
3. 手の動き→手のうごきが大きくなる
4. 話し方→ウソの部分のしゃべり方は単調になりがち
5. 話の内容→聞かれていないことを話したり、先走って話す

[ウソを見破る5つのテクニック]
1. ハッタリ→相手が予想もしなかった反応をこちらが示す
2. ともかく全部話させる→話を広げ、突然、元の部分に戻る
3. イエス、イエス、で囲い込む→最後のイエスと矛盾する事実を突きつける
4. 相づちをうたない→じっと目を見て話をきく
5. 相手の左顔をチェック→感情が表れやすいのは左顔

[上手なビジネス文書の書き方5箇条]
1. 文章はコミュニケーションの道具と意識する
2. 読む人の気持ちになって書く
3. 自分で締め切りを作って短期間で書く
4. 接続詞を正しく使う
5. 提出前に必ず1回声に出して読む

[コアな部分を探す3つのステップ]
STEP1. 文書をさっと一読する
STEP2. 結論を探す
STEP3. 理由を探す
「結論」「理由」を探せば、内容の80%は理解できる。

[キーワード読み手順]
STEP1. ほしい情報のキーワードをピックアップ
STEP2.  膨大な資料をめくりながら「関連あり」「近い」と判断したものに、付箋を貼っていく
STEP3. 付箋を貼った部分に目を通す
STEP4. ほしい情報を絞り込んでいく!

[メモの答え方のポイント]
1. 部下が「仕事の優先順位」を考えることでできるように答える
2. 部下のやるきが育つように、メモに対して瞬間的に評価を与える
2. 誤字脱字、言い回し、語句の使い方は徹底指導する

[荘司流情報収集法]
STEP1. 集める! 
・雑誌で拾った情報→該当ページを切り取る
・インターネットで集めた情報→プリントアウトする
STEP2. 保存! 
・クリアファイルに入れる 
・外出先でもクリアファイルを持ち歩く!

[こんな人になら相手は『答えたい』気持ちになる」
1. 外見が魅力的な人……みだしなみ、態度、表情、笑顔に気を配る
2. 自分と似た人……相手との共通点を探し出す
3. 自分をほめてくれる人……相手のよいところを見つけ出す
4. 何度も会っている人……相手との接触を頻繁にするようにする
5. 自分が好きなものと結びつく人……好きな料理を一緒に食べるなど

[仕事時間に関する2つのウソ]
ウソ1. 仕事のウォーミングアップはコーヒーや新聞を読みながらする→いきなり仕事に取りかかる
ウソ1. 切りのいい時間に仕事を始めたり、終わらせたりする→仕事は切りのいい時間から始めなくてもはかどる

脳科学で「作業興奮」という言葉があります。気分が乗らないと思っても、初めてしまえば乗ってくるものなのです。

[谷原式情報収集テク]
SREP1. ゴール(目的達成)のために必要な情報は何か「仮説」を立てる
STEP2. 情報を集める
STEP3. 検証作業に入る
STEP4. 取捨選択し、残った情報を生かす

[文章力がすぐアップする『葉玉式』接続詞セット]
A 床中(とこなか)セット→もっとも単純で短いセット。すべての基本になるもの
と(問)     今日の夜は何を食べようか?
こ(答)     中華以外を食べたい
な(なぜならば) 昼にラーメンを食べたからである

B 年増貞子(としまさだこ)セット→より詳細な理由を述べて説得するため、反対意見を踏まえて結論に至るセット

と(問) 子供が朝、ステーキを食べたいと言っているがどうしようか?
し(しかし) パパは最近尿酸値が高く朝からステーキを食べるのは体によくない
ま(また)  家計の観点からも安上がりにすませたほうがよい
さ(さらに) 夕飯ののこりものを食べたほうが食料資源の有効活用にもなる
だ(だから) 朝は家族で夕べの残り物のサンマを食べることにしよう

C 待つ添い寝(まつそいね)セット→上のような複数の小問に答えることで、大門に答えるセット

ま(まず) 「問答1」(たとえば、床中セット)
つ(つぎに)「問答2」(たとえば、年増す貞子セット)
そ(そして)「問答3」(たとえば、床中セット)
ね(だよね)「問答1〜3」を総括すれば「結論」がでるよネ

[休憩の取り方にもコツがある!]
集中力が続くのは約45分
     ↓
疲れが出る「ちょっと前」に休憩する
     ↓
回復に時間がかからない!

ポイントは「疲れがでるちょっと前」に休憩をいれるということ。
完全に疲れてしまったときよりも、短い時間で回復できます。
「何となく疲れたかな」と思ったら、すぐに休憩を入れると、
5分程度で回復できます。