第11冊目 最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ) 荘司 雅彦 (著)

最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)

最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)

ボリュームの多い科目を勉強する場合は、重要なポイントがあります。「分量が少なく、すつ読みやすい入門書の類を短時間でざっと読むこと」です。

「分量の少ない本を、わからない部分は気にせず、何度も何度も回転させる」ことを第一に考えましょう。

合格体験記は、常に「手の届く場所」に置いて、勉強に行き詰まったら必ずページを開き、内容を読んではあれこれ考えを巡らせて打開策を練る。

一冊の基本書に重要な情報を集中させると、「この問題、前にどこかで見たことがあったな、どこだったかなあ……」となったときに、受けた模試の問題用紙や他の参考書などを、あれこれ探し回る必要がなくなります。テキスト一冊を調べれば、それで全部すんでしまうのです。

特に本試験や模試で使用する筆記用具には、とことんこだわることが大切です。

ポータブルプレイヤーやボイス・レコーダーほに暗記事項を取り込んでおき、それを聞きながら散歩すると、きわめて効果的に記憶できます。また、Q&Aをカセット・レコーダーで吹き込んで、後で移動するときに聞くのも、とても効果があります。

SONY ステレオICレコーダー 2GB ICD-SX88

SONY ステレオICレコーダー 2GB ICD-SX88

瞑想CDも、聞こえてくるナレーションに合わせて脱力したり、心地よい空想をしたりすると、それだけでもかなり疲労が回復します

瞑想へのいざない[CD] (<CD>)

瞑想へのいざない[CD] ()

「ツールの準備に時間をかけすぎないこと」や「道具に凝りすぎないこと」が何よりも重要です。

「仲間のフリをした敵」と組んでしまうと、共に沈没していまいます。

再チャレンジしるのであれば、できるだけ早く心のモードを切り替えなければ、次回の合格は絶対に望めません。ダメな人たちと仲間になって、試験問題の批判などをして傷をなめあうなど、もってのほかです。

よき勉強仲間というのは、合格への原動力になるだけではなく、人生そのものにとっても非常に大切な存在になるのです。

勉強というのは、試験を受けるつもりでやるかどうかで、その成果に大きな違いがでる。講義だけ受けて試験を受けないのでは、講義の効果は半分にもならない。

要するに、「試験を受けることによってインセンティブを高めれば、学習続ける効果は格段に上がる」と覚えておいてください。

勉強の最大の妨げは、「自分自身が設定する限界」なのだす。自分に限界があると思ってしまっては、能力は伸びません。

真相をいいましょう。「有名大学出身者」の多くは、頭がいいのではなく、「効率的な勉強法を知っている」だけなのです。

潜在意識を活用することで、勉強の効率は大きくアップするのです。

いろいろな勉強をしたり、さまざまなアイディアを考えていたりして、何か「行き詰まったり」を感じたときには、潜在意識を利用するいい方法があります。それは、「学んだ内容を放り投げて、一晩眠らせてみる」ことです。

私たちの脳は、意識していない最中でも、与えられた課題には取り組んでくれているのです。

とにかく寝る前に、「合格しているイメージ」や「成功しているイメージ」を毎晩欠かさず思い浮かべるだけでいいのです。あとは、そのままねむってしまいましょう。

単に寝かせておくだけではダメです。その前に、「とことん考える」という段階が必要なのです。そうして初めて、ふとしたはずみで、それまで考えも及ばなかったアイディアが浮かんでくるのです。

資格の習得や受験のための勉強によって「能力アップ」を図れば、多くの場合、その効果はツールを使う場合の何倍にもなる。

「勉強は絶対的な善である」

私は断言しますが、しっかりした勉強の習慣を身につければ、学習効果に年齢は関係ありません。

少し厳しいことを申し上げます。「そのうちやる」「いつかやる」と言っている人に、「そのうち」「いつか」は、けっしてやってきません。今すぐ始める以外、新たに勉強をスタートすることはできないくらいに思ってください。

ある時点で自分の限界を決めてしまったら、後はこの世を去るまでの待機期間になってしまいます。そうなったら、勉強する意味など何もありません。

私はご褒美を悪いことだとは思いません。子供に勉強させるときも、自分で勉強するときも、ご褒美はきわめて有効で、かえって学習効果をアップさせるものだと考えています。

記憶してから、一日の間が「勝負の分かれ目」なのです。したがって、「いかにして記憶を保持するか」は、「記憶してから一日のうちに、どのような作業をやるか」にかかってくるのです。

忘却を防ぐための作業(これを「記憶保持作業」と呼びます)は、物事を覚えてから数時間以内ち行えば、一日で生じる急激な忘却を緩和することができ、記憶喚起のための復習は、一日後、一週間後、一ヶ月後というように間をあけて行うのが理想的だ。

こうやって「記憶喚起」と「記憶保持」を繰り返した効果は、抜群でした。

10個まとめて単語を覚えようとするより、スキマ時間に1個ずつ覚える方がはるかに効果的なのです。

続けて勉強する場合は、なるべく性質の異なる分野や科目を組み合わせてやる方が、単一の種類の学習を続けるより効果的です。

リフレッシュタイムに百マス計算などやってみるといいかもしれません。

問題集を解くことは、記憶を定着させる上で、きわめて効果的です。

記憶作業には「逓増性」があります。つまり、「やればやるほど、どんどんあがっていく」ということです。

暗記が進むにつれ、不思議なことに「理解が後からついてくる現象」が起こる。

とにかく、「問題をひたすら解いていくうちに、記憶と理解がついてくる」と信じましょう。

自分ではコントロールできない「不調」のときでも、勉強そのものは続けるほうがいいのです。なるべく簡単な復習をやったり,簡単な問題集をやったりして、できるだけ学習のペースを乱さないようにしましょう。

たっぷり時間がある(ように見える)長期の休みに加え、特に「気合い」が入っているときに立てる計画は、たいていの場合、「総合必要時間」が「処分可能時間」を上回ってしまうものなのです。

全体の効率向上のためには、優先順位が相対的に低いものを捨てていかなせればなりません。

マトリクス計画表は、人がどうしてももってしまう「気分のムラ」を防ぎ,その日にやることについて、「迷い」という余分な時間を排除してくれるのです。

もし三ヶ月で勉強するというのであれば、「長期回転」の期間を2ヶ月、「中期回転」の期間を3ヶ月、残りの10日弱マイナス1日を「短期回転」として、内容を通して勉強てるのが一つのパターンです。そして、試験前日に、もう1度見直しをするのです。