第8冊目 ユダヤ商法 (単行本) マーヴィン・トケイヤー (著), 加瀬 英明 (翻訳)

ユダヤ商法

ユダヤ商法

「人を傷つけるものが三つある。悩み、諍い、空の財布。そのうち空の財布がもっとも人間を傷つける」

「金がないと、五感が働かない」

「だまし取ったパンはうまい。しかし後にはその口は砂利でいっぱいになる」

「あなたが人生で欲しいものをすべて手に入れたければ、人が必要としているものを満たせばよい」

「買わないで帰る客を、買った客の倍、大切にするつもりで接しなさい」

「ある客がはじめてやってきた、たった一人の顧客であると思って迎え入れよ」

「本のない家は、魂を欠いた体のようなものだ」

「もし本と洋服を同時に汚したら、まず本から拭きなさい」

「もし生活が貧しくて物を売らなければならないとしたら、まず金、宝石、家、土地を売りなさい。最後まで売ってはいけないのは本である」

「旅の途中で故郷の町の人々が知らないよな本に出会ったら、必ずその本を買い求め、故郷に持ち帰りなさい」

大昔からユダヤ人は一クラスに二十五人以上の子供を入れると、効果的に教育が行えないことを知っていた。

質問することは答えを出すのと同じほどに重要である。あるいは、答えを出すよりも重要である。

「ただ丸暗記するのでは、どれだけ時間を費やして学んだとしても、ロバの背の上に本を積むのと変わりない」

「他の人よりも優れている人は、本当に優れているとはいえない。以前の自分よりも優れている人を、本当に優れている人と呼べる」

「人間はしばしば手を抜くことによって、かえって大きなものをつくり出す」

「怠けている者は時間をつぶすが、ほんとうは時間を浪費ししているのではなくて、自分をつぶしているのだ」

「明日のことを悩んでもしかたないたろう。今日これから起こることだってわからないのに」

「成功者とは、集中力を持続することができる人だ。そして集中力は忍耐力がなあってはじめて発揮できる」

「人は失敗することをなくして、成功することができない。失敗は成功の種を宿している。失敗することを恐れてはならない。しかし、二回、同じ失敗をすることを恐れるべきである」

「話しすぎてはならない。話す二倍聞きなさい」

「口は閉じ、耳は聞け」

「酒が入ると、秘密が出て行く」

「愚か者と子供は秘密を守れない」

「秘密は聞くことはやさしいが、自分に留めておくことはむずかしい」

「見もしないものを、口で発見するな」

「幽霊に会ったとき逃げるように、ゴシップから逃げなさい」

「暗記するほど、学力をつけるのに手段はない」

そして暗記をする場合は、音読が一番効果的なのである。

「自分の悪事を隠すのと同じくらいに、自分の長所や功績を隠すように努めなさい」

「知識の道をのぼっていけば、謙虚さのいただきに達する」