第7冊目 仕事ができる人の質問力―この“視点”が、有能な人の証明! (単行本) 中島 孝志 (著)

社長「ライバル社ち勝つためにはどうすべきでしょうか?」
私「簡単です。ライバル社の社長をスカウトしたらどうですか?」
社長「!」

ズバリ聞いたから、もっとも即効性のある解答を質問で返した、というわけである。真意は、ライバル社を徹底的に研究しろ、ということである。

ユダヤ人は、どうしてそんなに質問するんだ?」
「どうして質問してはいけないの?」
質問に対して質問で応酬するほど、質問好きなのである。

質問の分類
1. 疑問
2. 確認
3. 意見・提案
4. 動機づけ
5. 潤滑油

MBAケーススタディ
たった一つのオレンジを争って、二人の人間が殺し合いにまで発展する。とうとう一方が殺される寸前までになった、まさにその瞬間、彼は「こんな皮がそんなに欲しいのか?」とつぶやく。

「俺はジュースにしたいから実が欲しいんだ。皮はいらないよ」
「そうか、こっちは皮が欲しかったんだ。マーマレードにしたいのさ」
このケースでも「いったい、何に使うのか?」「全部必要なのか?」と一言、質問さえすれば、誤解など発声しなかったのである。

「なぜ」ではなく、「どのようにして」と聞く。つまり、「why」ではなく、「how」と聞け、ということである。

5W3Hとは、すなわちwho、what、when、whom、where、how to do、houw much 、houw longのことだ。

ナニワ金融道青木雄二さんがおもしろいことを言っている。
「才能のある人間やったら、金鉱の話を聞いても金を掘ろうなんて考えへん。そうか、金鉱に人が集まってるんやったら、そいつら相手に酒場か女朗屋でもはじめたろう!こういう発想のできる人間でないと商売は成功せん」