３２８７冊目　一瞬で自分を変える法　アンソニー・ロビンズ (著), 本田健 (翻訳)

いったい全体、何をやっているんだと誰もが思うことだろう。実はこれは大騒ぎすることで、今以上に能力を発揮できることを身体で感じようとしているのだ。

もっと力強く、いまだかつてほどの幸福を感じ、絶対に成功できると信じ、エネルギーに満ち溢れているつもりになっているのだ。

目的達成に向けた心構えとして、すでにそうなった「つもり」になるのも一つの方法だ。やる気になった時の状態を生理学的に再現できるなら、「つもり」になるのも非常に効果的だ。

生理機能は精神状態を一瞬にして変え、劇的な結果をもたらす効果的なツールである。昔から「強くなりたりたければ、強いふりをしろ」と言われている。これほど真実を言い立てた言葉はない。

私のセミナーの参加者に、自分の人生を変えてしまうような結果を期待してている。断固として行動に移し、夢を実現するには、身体が最高の能力を発揮できる状態でなければならない。

身体が生き生きとして力強く、はつらつとした状態になれば、自然と精神状態もそうなっていく。生理機能――すなわち姿勢や呼吸法、筋肉の緊張度、声の調子など――と内面的イメージは完全に結びついているので、一方に変化が起きれば、もう一方もすぐに変化する。

つまり生理機能を変えると、瞬時にして内面的イメージと精神状態にも変化が起きるのだ。