第3203冊目その話し方では軽すぎます! 矢野 香 (著)


  • 眉を使って感情を表現する


表情のなかでも私たちの感情ば一番表れるのは、目でも、口でもなく、実は眉間なのです。


嫌な話や悲しい話を聞いたときには、目が見開かれ眉は上がります。


感情に合わせて眉は上下しているのです。これをコミュニケーションテクニックでは「アイブローフラッシュ」と呼んでいます。眉の「瞬き」フラッシュで、感情を表現するのです。


相手の話は眉で聞く。これが相手の話に真剣に興味を持っていることを示す一番のテクニックだと信じ、日々インタビューをしています。


口の重い大物俳優さんや、公表したくないことが多い警察幹部の方、緊張気味で何を話していいかわらない方も、こちらが眉で話を聞けば信頼して口を開いてくださいます。眉が動かすタイミングは、「!」です。


「あっ!(眉が一瞬上がる)そのことについてお聞きしたいと思っていました!」
「えっ!(眉が一瞬上がる)そんなことがあったんですか!」
「おっ!(眉が一瞬上がる)それは面白いお話ですね!」


こうしたセリフを言う場合に、「あっ!」「えっ!」「おっ!」のタイミングで眉を動かすことで、興味と好意をもって真剣に聞いていることを伝えられます。そのため話し手は、こちらを信頼して、気持ちよく話を続けてくれるのです。