第3003目 パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術 マーティン・ニューマン (著), 小西あおい(著)


パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

  • リーダーとして信頼される作り方


あなたが何かの組織のリーダーとなって、周囲から信頼を得たい場合についてお話しましょう。


第一にあなたが考える「リーダー像」を決めることです。ひとくちにリーダーといってもたくさんの定義があります。


単純な話ですが、あなたが自分の後ろを振り向いたとき、みんなが自主的について来ていたら、あなたにはリーダーシップがあるということです。


振り向いたら誰もいなかった場合、先を急ぎすぎているかもしれませんし、みんなとは違う道をひとりだけ進んでいる可能性もあります。


リーダーというのは、みんなが見える距離を推し測りつつ、先導するのが役目です。あまりにも遠い先に言ってしまうと予言者になってしまいます(笑)。


では、どういうリーダーに対して人はついて行くのか、考えてみましょう。


明確な指示を出す人
落ち着いている人
エネルギーをくれる人
自分も信頼でき、相手も自分を信頼してくれる人


リーダーとは、信頼、強さ、ビジョン……必要とされる要素すべてをメンバーに与えられることが重要なのです。


では、具体的なテクニックに入りましょう。


リーダーはみんなを率いる責任ある立場ですから、話すことも行動も冷静沈着でなければなりません。ですから、体の動きに落ち着きが必要です。いつもあわあわと急いでいて落ち着きがなかったら、明確な指示は出せないし、メンバーに対して安心感を与えられず、リーダーーシップが感じられなくなります。