第2998目 パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術 マーティン・ニューマン (著), 小西あおい (著)


パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術

  • 手拍子で間をとる練習をしよう!


間をしっかりとるためには、例文を何度も読み、あなた固有の「間」を自分の体の中に吸収させる練習が必要です。例えば、間を2秒とりたい場合、最初から勘で行うのはなかなか難しいので、このようにして練習します。


例文が、「2020年に開催されるオリンピック・パラリンピック招致を目指して、9月7日、オリンピック東京招致委員会が、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC総会で最終プレゼンテーションを行った。」だったら、


2020年に開催される○○(手拍子)
オリンピック・パラリンピック招致を目指して、○○(手拍子)
9月7日、オリンピック東京招致委員会が、○○(手拍子)
アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた ○○(手拍子)
IOC総会で最終プレゼンテーションを行った。 ○○(手拍子)


とうように、文章の中で切れる箇所を作り、そこで手を打ちながら、間をとり方を体に覚えさせる練習をしていくのです。


最初はゆっくりとトレーニングを繰り返し、2秒の間=○○(手拍子)が自分の体にしみついたら、次は手を打たずに練習しましょう。


そうすることで、文章の意味のブロックごとに正しい間のとり方が身についてきます。

まず文章を読むことで練習しておけば、急に自分が何かを説明する必要に迫られても、自分の間を使うことができます。また、その間を使って次に発信する内容をまとめる時間もできるのです。間があることで、急に言われてあせっているのではなく、ちゃんと理解して話していることも伝わります。


「間」を自分でコントロールできるようになると、大きな自信につながるのです。