第2944目 カリスマは誰でもなれる オリビア・フォックス・カバン (著), 矢羽野 薫 (翻訳)
- 作者: オリビア・フォックス・カバン,矢羽野薫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 単行本
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ボディランゲージを意識的に真似する際は、信頼と好意の本能が働く。したがって、人の心を開かせるテクニックとしても役に立つ。ある元政治ジャーナリストは、インタビュー取材ではミラーリングがとても効果的だったと語る。「相手が共有しようという気持ちになり」、本能的にもっと多くの情報を提供してくれるのだ。
世界各地の研究によれば、ボディランゲージを真似るミラーリングは、相手に自分が落としたものを拾わせたり、自分の商品を買わせたり、自分に有利な契約を結んだりするように導くこともできる。自分をより魅力的だと思わせることもできるという。
次に誰かと話をする機会に、相手のジェスチャーや体勢をミラーリングしてみよう。頭の高さ、足の開き方、体重移動のタイミング。相手が左手を動かしたら、あなたは右手を動かす。声の速さやピッチ、イントネーションも真似する。
人は誰かとやりとりしている最中も自分のことに集中しているので、大げさにやりすぎなければ、ミラーリングをしていることは基本的に気づかれないだろう。とはいえ、気づかれにくくするコツがいくつかある。
- 真似するものを選ぶ 自分にとって自然に思えるものだけを真似る。たとえば、性別を特有のしぐさだけを選ぶ。
- 大きさを変える 相手が大きなしぐさをしたら、小さなしぐさで真似る。
- 時間差をつける 数秒遅れて真似をする。