第2807冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド  江木 園貴 (著)


  • 表情筋を鍛える


表情筋とは、目や口、鼻などを動かす筋肉のことです。自然な笑顔ができない人は、この表情筋が衰えていたり、固まっていることが原因です。顔の皮膚の下には、表情を作る筋肉が30種類以上もありますから、使わなければ、年とともに老化し、皮膚が垂れ下がってくるのです。笑おうとすると、顔が引きつってしまうという人は、この表情筋がはじめている証拠です。


これから紹介するマッサージを行い、表情筋を鍛えていきましょう。この筋肉を鍛えれば、自然にたるみやシワも解消される、といううれしい効果もついてきます。アンチエイジングにもなりますので、ぜひ試してみてください。


表情筋のツボがわかったり、次はツボを刺激するマッサージです。それぞれのツボに、人差し指、中指、薬指の3本をあて、斜めに引き上げるように軽く押さえながらゆっくり回します。顔が温かくなってきて、肌の弾力が出てきたら、次は発声練習をして、筋肉をほぐしましょう。


「はっきり、くっきり、大きな声で、ゆっくりと」


このフレーズを、表情筋を意識しながらゆっくり発声してください。口を大きく開いて、3回、繰り返しましょう。これで、まずは固まっていた表情筋がほぐれます。ここから顔のパーツごとにトレーニングを行います。