第2795冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド  江木 園貴 (著)


  • 声の質、トーン、スピードを意識する


留守番電話に応答するメッセージを吹き込んだものの、いつもの自分の声と違って聞こえて、録音しなおした経験を持つ方は多いのではないでしょうか?


実はあなたが日常で聞いているあなたの声は鼓膜の振動だけでなく、内耳からの骨伝導を伝って聞こえる音も混じって聞こえているのです。そのために、あなたが今まで聞いてきたあなた自身の声は他の人が聞いているあなたの声とは違う声なのです。


まず自分の声が実際どのように聞こえているのかを知るのはとても大切なことです。一度自分が自然に話している声を録音して他人にどのように聞こえているか、どんなイメージを与えるか確認することは自分のイメージを演出するうえで有効です。思ったよりも悪い声が聞こえてしまっても大丈夫です。たいていの人は自分の声がどのように聞こえているか大して注意を払っていないために少し注意を払えば声優並みとは言いませんが、驚くほど声がよく聞こえるということは決して難しいことではありません。