第2732冊目 FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学 ジョー・ナヴァロ (著), トニ・シアラ・ポインター (著), 西田 美緒子 (翻訳)
- 作者: ジョー・ナヴァロ,トニ・シアラ・ポインター,西田美緒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/01/14
- メディア: 単行本
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- ノンバーバル・レーダーのスイッチをオンにする
ほかの人と会う場合には、何ひとつ成り行きまかせにしてはいけない――それが、自分のレーダーのスイッチをオンしなければならない理由だ。きちんと計画したいという自信をもち、部屋に入った瞬間からリラックスして観察することを忘れないように。特に、不快の表れ(問題点を明るみに出す)または「なだめ行動」(弱点を明かすことがある)に注目する。
そのような機会に、小さくて取るに足らないノンバーバルなどひとつもないから、マイクロジェスチャーが現れるのを待とう。私がよく探すのは、相手が契約書などの資料を読んでいるときの、下まぶたのわずかな緊張だ。それは信頼のおける遮断行動で、その人が何か問題のある箇所を見ていることを示している。
会議が大切なものであるほど、ノンバーバル・インテリジェンスの基本に戻ることが大切になる。目をリラックスさせ、心をリラックスさせて、相手が見せる快適と不快のノンバーバルだけでなく、何をしようとしているのかの手がかりを探すように。
人の体は、身を乗り出すのかのけぞるか、体の前面を向けるかよけるか、目の遮断、脚による遮断、縄張りなどの自信の表現、去りたい願望を示す足の動きによって、感じていることや好き嫌いを明らかにしている。顔だけでなく、体全体を観察すること(それにはテーブルを使わない家具の配置が役に立つ場合がある)。
ノンバーバルの情報は常に発信されているから、うまく利用する必要がある。ゲストの存在こそがあなたの成功のカギになり、あなたはノンバーバル・インテリジェンスを使いこなせるようになっていく。