第2496冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド 江木 園貴 (著)


  • ゆっくりとお辞儀をする→お辞儀は、自分の意識より1秒長く


先にご紹介した「ゆっくりした動作が上品に見える」ことと同じなのですが、動作のなかでも、「お辞儀」は、日本人の奥ゆかしい文化でもあり、大事にしたい振る舞いです。


「ゆっくりしたお辞儀」は、それだけでもとても丁寧な印象を与え、人柄まで伝わります。相手は感謝されているのではないかと錯覚する効果もあります。「第一印象の30秒」でもすぐに使える効果的な振る舞いですから、覚えておいてください。


「ゆっくりと」の感覚は、頭だけでなく、上半身全体を垂直に近い位置まで下げ、「いち、に、さん」とゆっくり数えて、姿勢を元に戻します。急にパッと起き上がらないことが、優雅さを演出します。


わたしがコンパニオンの人たちをトレーニングするときは、「ありがとうございました」の「た」を言いながら上半身を折り曲げ、「いち、に、さん」と数えてから戻るように指導しています。