第2390冊 最短で成果★超仕事術 (中経の文庫) 荘司雅彦 (著)


最短で成果★超仕事術 (中経の文庫)

最短で成果★超仕事術 (中経の文庫)

  • どんな選択もランチと同じ


私自身、事務所経営を一人でやっていたときには1日に10回も20回も決断しなければならない場面に直面しました(ランチを何にするかというささやかな決断から、依頼事件を受任するかどうかという大きな決断にいたるまで)。


慣れないうちは、「もう少し待って」を連発しては秘書を困らせていましたが、ある日ひとつの悟りを開きました。


「悟り」といっても大層なことではありません。


日々迫られる決断の9割以上は「先送りしても同じ」だということに気づいただけのことです。


それはそうでしょう。


自分の当面の生活や将来を左右するような決断を迫られる場面などそうそうやってこないのが普通です。


日々のビジネス上の決断は「お昼に何を食べるか」の決断とたいして変わらないものなのです。


ランチであれこれ迷っても食べ終わってしまえば同じように、日々の決断は先延ばしにしても結論が変わることはまずありません。そう悩まずに「即決」を心がけましょう。


「即決」を習慣化するだけであなたの評価は格段に上がります。


職場で無能扱いされる「決断力のない上司」「優柔不断な人」などというレッテルを貼られずに済むだけでなく、「頭の回転の速い人」という好印象を周囲に与えることができてしまいますう。


どんな選択も「ランチと同じ」だと割り切ることで、あなたへの評価は大幅に変わるはずです。