第1235冊目 「あたりまえ」からはじめなさい (星海社新書) [新書] 千田 琢哉 (著)


「あたりまえ」からはじめなさい (星海社新書)

「あたりまえ」からはじめなさい (星海社新書)


心底欲しい物だけを買う。


貧乏な人がなぜ貧乏か。


お金をたくさん使っているからだ。


いらない物ばかり買っているのだ。


お金持ちはあまり買わない。


その代わり本当に欲しいものを買う。


だからお金持ちの家は物が少なく


そしてすべてが上質なのだ。


貧乏な人の家には物が溢れ返っている。


安物がそこら中にゴロゴロ転がっていて、ウンザリしてしまう。


お金持ちの家には物が少ない。


広い空間に上質の物が最小限置いてある。


実は貧乏な人はお金をたくさん使っているのだ。


いくら安物だからといって日々買い漁っていたら、結果として膨大なお金を使ってしまう。


100円ショップの怖いところは、100円では済まないことだ。


安いからといってバンバン買い込んでいたら、すぐにお金がなくなってしまう。


貧乏な人はただでさえ収入が少ないのに、分不相応にお金を使うのが大好きだから始末の負えない。


お金は本当に欲しい物だけに使おう。


一点の曇りもなく「価値>値段」だと心底納得できる物以外は見向きもしないことだ。


その代わり「価値>値段」だと納得した物は迷わず買ってしまうことだ。


そう考えると必然的に上質な物ばかりが揃うようになる。


自分を着飾る服にしても、貧乏な人に限ってもう何年も袖を通していない物で洋服ダンスがはち切れんばかりになっている。


なけなしのお金で購入した勝負服は数えるほどしか袖を通していないから、虫が食って穴が空いている。


お金持ちはすべて勝負服しか所有していないから数少ない上に、毎日が最高に楽しい。


服に限らず自分の大好きな物だけを所有していると、それだけで元気になる。


2番目に好きな物には別れを告げることだ。