第1223冊目  モテの定理 女心を知り、恋愛勝者になる究極の戦略【DVD付き】 [単行本]

ぐっどうぃる博士 (著)


モテの定理 女心を知り、恋愛勝者になる究極の戦略

モテの定理 女心を知り、恋愛勝者になる究極の戦略


自分の話はしないで「泳がせる」


自分の話をしないというのは、あなたが会話を切り出したときでも同様です。


たとえば、あなたが100円ショップの話をしたとしましょう。あなたが考えていたのは、そこから日本経済の今後の動向についての話です。ところが彼女は、「100円ショップで集めた材料でつくった植木鉢が、すごく高級に見える」という話がしたいかもしれません。あなたはそれを聞いたあとで「そこだよ、それが日本の経済をデフレに導く1つの要因になっているんだ」なんて自分の話に持っていってはいけないのです。彼女は、「私の家には100円の材料でつくった、高級に見えるインテリアがいっぱいある。すごいでしょ!!」と言いたいかもしれないのです。たとえあなたが最初に話題を振ったとしても、彼女がそれに食いついたなら、彼女の話題にしてあげなくてはならないのです。「えっ、その植木鉢、どういう感じなの?見せて」と、彼女が興味のある話題の中で会話をするのです。「今度写真でもいいから見せてよ!」と言ったり、「僕もつくるから、つくり方教えてよ!」と言って、彼女につくり方を教えてもらって構いません。これが相手の仲間になる秘訣です。


相手の矛盾をつくるような発言をしてはいけません。100円ショップで安上がりにしている彼女が、実はどこかに遊びに行くと、いつも余計な一品を買っていたり、旅行に行くといつもマッサージを呼んでいることがわかったとしても、「そこを節約すれば、100円ショップで買わなくてもいいじゃん!」などと言ってはいけません。いや、相手の心をつかんできたら、ふざけて言っていい場合もありますが、初心者は言ってはいけないのです。もしそこに矛盾を感じたら、その矛盾がなぜ起きているのかを心の中で解くのがプロファイリングなのです。


最初の段階では、あなたの自慢話はもちろん必要ありません。彼女にどの自慢話がヒットして、どの自慢話がヒットしないかもわかりません。自慢話は、彼女がどういう人物か、ある程度予想がついてからにすべきです(ただし、お見合いパーティーや出会い系サイトのプロフィールなど、相手と数分しか話せなかったり、多く人たちの中から自分がスクリーニングされてしまう場合は、相手に魅力を端的に伝える必要があります)。


彼女が気になることを言っても、それに突っ込みを入れないようにしましょう。たとえば彼女が、「結婚しても、お互いに自由でありたい」と言ったとしましょう。あなたはもしかしたら、彼女のその発言に、「せっかく結婚して一緒になったのに、自由になりたいってどういうこと? 家庭を守ってくれないんだろうか?」などと思ったとしても、彼女の価値観を否定するような聞き方をしてはいけません。


このように、彼女に自由に発言させることを僕は「泳がせる」と呼んでいます。彼女を泳がせ、本音で話させるのです。彼女が「結婚しても、お互いに自由でありたい」と言ったなら、「それ、いいね。もし、そういう関係が成り立つなら、どんな自由がいい?」と聞き、彼女が「平日は仕事に集中して、ほとんど会えなくても、週末会えればいいみたいな」といたら「それ、わかるかも」などと言って、彼女にどんどん話させるのです。「いい人がいればすぐに結婚したい」と言ったなら、やはり「わかる、それ」と返します。そのようにして彼女を深く知っておいて、自分に合わないとわかれば、付き合わなければいいだけの話です。


話は少し外れますが、悪い男性になると、あたかも結婚を本気でするように振る舞って、女性を落とし、面倒になったらフるという男性もいます。僕はそれだけは勧めません。特に28歳以上の女性に対して、無駄に彼女たちの時間を奪ってはいけないと考えます。それはあとがきに書きます。