第1209冊目  「デキるふり」からはじめなさい (星海社新書) [新書] 千田 琢哉 (著)


「デキるふり」からはじめなさい (星海社新書)

「デキるふり」からはじめなさい (星海社新書)


自分の師匠を見つける


まず、モデルとなる師匠を見つけよ、そして、師匠のエッセンスを体内に取り込め。すると、いつしか師匠の言うことを先取りする瞬間が訪れる。そのときが「師匠の劣化版」から脱するときだ。


どんな師匠と出逢うかは、どんな人生を歩んでいくかに大きく影響するのは間違いない。


だが、師匠は忙しい。


いちいちマンツーマンで教えてもらうのは難しいだろう。


師匠にとっても迷惑である。


師匠は直伝でなくてもいいのだ。


あなたが勝手に師匠と決めて、その師匠から学び続ければいい。


すでに故人となった人でも、本を出しているのなら、その本をすべて読破しておくことだ。


大成功してとても会えないような人でも、その人のコメントが掲載されている記事やインターネットの動画など、今の時代いくらでもアプローチできるだろう。


師匠に直接会えなくても、会えた時のためにありとあらゆる準備をしておくことだ。


師匠が世間に発信しているないようをすべてしゃぶり尽くしておくと、やがて師匠が言いそうなことを先取りできるようになってくる。


否、正確には先取りしたくなる衝動を抑えられなくなる。


師匠が過去言ったこと、やったことを丸暗記しても、所詮は師匠の劣化版に過ぎない。


師匠を先取りするということは、師匠が過去にやったこともないのに言いそうなこと、やりそうなことをあなたがやってしまうことだ。


師匠を先取りすることが、師匠に対する最高の恩返しなのだ。