第1206冊目  コクヨの1分間プレゼンテーション [単行本(ソフトカバー)] 下地 寛也 (著)

コクヨの1分間プレゼンテーション

コクヨの1分間プレゼンテーション


得意のジェスチャーを決めておく


手の位置をどうするのかも、難しい問題です。


ポケットに手を入れたり、腕組みするのは偉そうに見えてNGだということはわかりますが、よくしてしまうのは後ろに手を組むことです。


背中が伸びてビシッと立てる気がするかもしれませんが、プレゼンを行っているときに手が隠れて見えないのは良くない、と一般的にも言われています。


また、ベルトやズボン、ネクタイを触る人、ペンや紹介する商品など手に持ったものをいじる人も大変多いです。


加えて、原稿や資料など、何かを持つ場合は、緊張がその先に伝わらないように注意しましょう。震えはものの先で増幅し、目立ちます。


手のポジションは体の横です。そこをベースに軽く前で組んだり(もみ手はNGです)、手のひらを聴き手に見えるようにしながら腕をハの字に開いて(一本締めの準備みたいな感じで)、そこで手を動かしながら話すといいでしょう。


プレゼンの最中、ココゾというときにジェスチャーを入れることにも挑戦してみてください。


両手を広げて「たくさんの」とか、握りこぶしをつくって「絶対大丈夫です」とか、鏡の前で試してみて、しっくりくるものを「お得意の自分のジェスチャー」として決めておきましょう。