第1168冊目 「また会いたい」と思われる人の38のルール [単行本]吉原 珠央 (著)
- 作者: 吉原珠央
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/10/10
- メディア: 単行本
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顔の筋肉を柔らかくしておこう
私は、企業の採用に関わるコンサルティングも行います。契約先企業の人事部の方々とチームを組んで、人材選考が公平に、かつできる限り短期間で応募者の内面を見出していけるようにサポートしていきます。
そして、ほとんどの応募者の方々は笑顔で面接に来ます。第一印象として笑顔はOKです。逆に笑顔がまったく作れない人は、その時点で少しマイナスの印象です。そこまでは、いいのですが、会話が始まってから、表情のバリエーションがあまりに少ない方が最近は目立ちます。
もちろん、緊張している点は考慮します。ただ、面接官の質問の内容に合わせて目の周りの筋肉に力を入れて答えるようにしたり、「行動力がある」「個人セールス部門でMVPを受賞」などといったセールスポイントを話すときには、力強い声が出せるように口をはっきりと開いて話すなど、私たちが語りたいことを大いに代弁してくれる表情を、もっと活用すべきです。
それでは、表情の動きをより豊かにし、顔の筋肉を柔らかくするためにおすすめしたい簡単なトレーニングをご紹介います。
1「あいうえお」と言いながら、口がさけるほど思い切り大きく口の筋肉を動かす
2 1を、スピードをつけて3回連続で繰り返す
声は出さなくてもOKです。朝、そして大事なプレゼンや面接前に、トイレの個室で一人練習をしてみましょう。その効果は絶大で、緊張してこわばった顔の筋肉が柔らかくなって、表情が変化しやすくなります。マラソン前の準備体操と一緒です。