第1128冊目 コクヨの1分間プレゼンテーション [単行本(ソフトカバー)]
下地 寛也 (著)
- 作者: 下地寛也
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2011/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ゆっくり話すのではなく、間を入れて話す
自分は早口なほうだと思っている人は意外と多く、「人前で話すときはどんな点に注意しますか?」と聞くと、「ゆっくり話すことを意識しています」と答える人が結構います。
しかし、ゆっくり話しすぎると、逆に聴き手が飽きてしまうことがあります。ときには眠ってしまうことも……。
特に声や発言の仕方に工夫、抑揚のない人が、意識的にゆっくり話したときにはよくありません。聴き手につまらなさを与えるおそれがあります。
実は人は思った以上に、ある程度速いスピードで話しても聴き取れるのです。
しかしながら、聴き取れることと、意味が理解できることとんは大きな違いがあります。
話は聴こえているのだが、理解できない、頭に入ってこない……。そういう経験もよくあるかと思います。
そこで必要になってくるのが「間」です。
話すスピードは遅くするのではなく、間を上手にとることを意識しましょう。
できれば、2秒以上の間をとるつもりで話してみることです。
実査には人前で話すとどうしても緊張するので、2秒の間のつもりが1秒を少し切ったくらいの間になります。
実はそれくらいが、聞き手が十分に理解できる、ちょうどいい「間」なのです。