第1002冊目 なぜあの人は人前で話すのがうまいのか [単行本]中谷彰宏 (著)
- 作者: 中谷彰宏
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/12/07
- メディア: 単行本
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自分で話したことをもう一度話すことができるか。
発表した後で、自分がどういう話をしたのか、もう1回思い出してみることです。
「もう1回同じ話をしてください」と言われて、できないようではおかしいです。
つまり、自分が言ったことをモニタリングできていないということです。
思い出して話したら、さっきと全然違うようではダメです。
なぜならば、本来そこに戦略性があるべきだからです。
話した場をどう解釈しているかが、自分の話したことにあらわれていなければならないからです。
私が行使をしているビジネススクールでは、パソコンで講義をもう1回見れらます。
受講者は、毎回1分ずつ発表する自分の姿を見られるのです。
本来、自分が話している姿は見たくありません。
こんなしぐさをしているのか、こんな声なのかということに抵抗を感じます。
でも、これが一番大切なことなのです。
自分の目が一番厳しいのです。
他の受講者に繰り返し見てもらい、みんなの目を見て、それからビデオで自分で自分のを見る、これを何回も繰り返していかないと、うまくなりません。
客観的に自分を見ることができないのです。
それも、編集をしていないノーカット版を見ることです。
「こんなにひどいとは思わなかった」と愕然とすることから始まるのです。