第989冊目  バカでも年収1000万円 [単行本]伊藤 喜之 (著)

バカでも年収1000万円

バカでも年収1000万円

「超速行動」でエリートたちを置き去りにする


「人の倍の量、仕事しろ!」、「若い打ちは休みなく働け!」とはよく聞く教えですが、本当にそうでしょうか?

輸入車関係の商社時代、入社当時に「なりふりかまわずやってやろう!」と決め、連日、家に帰っても、深夜2時まで仕事をし続けたことがあります。

ところが、1ヶ月たっても2ヶ月たっても、まるで成果はあがりませんでした。

自分なりにがんばりまくったつもりでしたが、評価は人並み以下。

僕には、行動の「量」で、「質(クオリティー)」をカバーすることができませんでした。

そこで僕は、こう考えました。

「量でダメなら、スピードだ!」

「質を高くできない分を、量でカバーしようとする人」はたくさんいるけれど、「質を高くできない分、行動のスピードで圧倒的にブッちぎる人」は、ほぼいません。「だとすれば、人の5〜10倍のスピードで行動するだけで、劇的&圧倒的に目立つことができるのではないか!」

これが僕の仮説でした。

「質」で勝負しようとすると、どうしても「非常に高い能力」が求められますが、「スピード」であれば、「すぐに、そして速く動けばいいだけ」だから、能力はいりません。僕のようなバカリーマンでもできるんですね。

53ページで書いたように、社長の三輪から本を渡された僕は、「いますぐ読んでいいですか?」といって、仕事そっちのけで「すぐ」に読みはじめ、読み終えると「その場で」セールスレターを書いたのです。

「40件の新規顧客」を獲得できた勝因は、「バカ6大奥義?」である「成功の糸」をつかんだあとで「フルスピードで、すぐに行動した」からです。

「仕事の質」をカバーできるのは、「行動の量」ではなく、「行動のスピードなのです。それどころか、僕は、「スピードは、質に勝る」とさえ考えています。

「人の5〜10倍のスピードで、超速行動しろ」

これが「バカ6大奥義?」です。