第946冊目 できる人は知っている 頭のいい勉強法 [単行本(ソフトカバー)]

箱田 忠昭 (著)

できる人は知っている 頭のいい勉強法

できる人は知っている 頭のいい勉強法

忘れないための三つの方法

では、どうしたら忘れないでいられるのでしょうか?

それには三つの方法があります。

一つ目は、当たり前のように思われるでしょうが、「反復」です。繰り返したら忘れにくくなります。

人は、同じことを六回聴くと覚えてしまうそうです。最低六回、これが忘れるのを防ぐ回数です。

「この経営の本、いいこと書いてあるなあ」と思っても、一回読んだだけでは不十分で、忘れてしまいます。六回繰り返す、それだけやって記憶に定着します。

二つ目は、「学習直後の復習」です。

これが、記憶の定着率を高めるルールといってよく、エビングハウスの調査でも実証されています。

忘却率は、学習一時間後にグンと上がるので、学習直後に復習しておけば、記憶の定着率は高まります。

そして三つ目は、「翌日の復習」です。これを「間を置いた繰り返し」と言っています。

これをやっておきますと、何と半分以上忘れてしまうものが、八割前後まで覚えているのがわかっています。

-繰り返し
-学習直後の復習
-間をおいた復習

この三つを徹底しておくことで、忘れることを防げます。どうせ同じ時間をかけて勉強するのでしたら、忘れない工夫をしましょう。