第932冊目 人の印象は3メートルと30秒で決まる―自己演出で作るパーソナルブランド (祥伝社新書 105) [新書]

江木 園貴 (著)


よい第一印象の人は、その後ミスしても許される

人生において、始めて会う人が日に何人かいるはずです。それらの初対面の、たった30秒で「素敵な雰囲気でいい人」だとか「理知的でスマートな人」と相手の目に映っておけば、一生、好意的に見てもらえるベースができることになります。

よい第一印象のベースがあれば、たとえその後に小さなミスをする場面があっても、「彼(彼女)は、いつもきちんとしているから、今回のミスは疲れていただけだよ」とベースとなるイメージに基づいた好意的フォローに恵まれ、失敗によりネガティブな評価は一時的なものにどどまるでしょう。

人は、「自分をきちんと見せたい」という意識のある人と、意識のない人に分かれます。

意識がある人は、どんな場面に出ても失敗が少ないものです。それはいつも周囲に気を遣い緊張して振る舞うことではありません。自分が相手の目にどう映るかに対して、常に意識的に過ごせる人のことです。急なアポインや接待、または合コンだとしても、いつでも人に会える備えをしているかどうかで、多くのチャンスを手にできるのです。