第926冊目 仕事力 青版 (朝日文庫) [文庫]
朝日新聞社 (編集)
- 作者: 朝日新聞社
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
今日から仕事は面白くできる――北城 恪太郎
仕事の面白さとは前向きに作り出せるものだと思っています。今、担当している仕事がつまらないと感じているなら、まず一つの自分なりの小さな目標を探し出すことです。もっと効率的にする方法は何か。お客様に喜んでいただけることは何か。そしてそれを成功させるために仕事のやり方を考えていく。小さな目標が達成できると、仕事はがぜん面白くなります。
会社の中で、明るく、楽しく、前向きに挑戦を始める。面白いと思って取り組むと必ず見え方が違ってきます。仕事の不満を数え上げるのではなく、解決策を実現する努力を自分自身から始めてください。
もちろん、うまく達成感ばかり得られるわけではない。苦しい仕事をやり続けなければならない日々も多い。しかし、それが成功した後の喜びは、仕事をしていて本当によかったと感じられるほど大きなものです。
山を登る時のように、途中は苦しく、終わりのない道程のように見えても、頂上にたどり着けばすばらしい景色が開けてきます。
私も三十数年仕事をしてきて、苦しくても逃げずに成し遂げたことは忘れません。その達成感は人生の喜びです。
一日の大切な時間のほとんどを使い、30年も40年も仕事に生きるのが多くの人の人生です。それならなるべく自分の能力と適性に合った仕事を探し、面白いという手応えを持って進んで欲しい。そいういう仕事への取り組みが方が、あなたの生き方に大きく役立つと思います。北城 恪太郎