第895冊目 コクヨの1分間プレゼンテーション [単行本(ソフトカバー)]

下地 寛也 (著)

コクヨの1分間プレゼンテーション

コクヨの1分間プレゼンテーション

はじまりの5分を練習しておこう


プレゼンでは、はじまりの5分間が最も重要です。

よって、はじまりの5分の練習をぜひ行いましょう。

皆さんも他人のプレゼンを見るとしたら、開始後5分くらいで提案内容の良し悪しを判断するのではないでしょうか、ちょっとつまらないかもなあと、直感的に思ってしまうと、どうしても話を適当に聴いてしまいがちです。

つまり、はじまりの5分で聞き手に熱意をアピールして、引き込まないと途中から挽回することは大変難しいのです。聴き手のつまらなそうな表情が目に飛び込んでくると、かなり焦りますし、そこから挽回しようとして急にテンションを上げたとしても、何だか不自然に見えるものです。はじめにつまずいて、焦れば焦るほど、プレゼンは空回りしてしまいます。

また、プレゼンが始業の一番にある場合は、事前に「声出し」の練習を必ずしておきましょう。

午前中は、突然大きな声は出しにくいものです。特に朝一番の場合は自分の声の小ささに驚くこともあるものです。

できれば会社に早めに行って、開いている会議室などで、はじまりの5分間の内容を繰り返し声に出し、特に抑揚をつけようと意識しながら練習することをお勧めします。